『ARG』462号の感想2011-01-20

2011-01-20 當山日出夫

『ARG』462号の感想について、いささか。今回も、新サイトの紹介などあって、非常に興味深い。

特に、国立公文書館のサイトのリニューアルの件。国立公文書館のHPは、「デジタル・アーカイブ」を学生に紹介するとき、見せることにしている。あるいは、そのなかの、アジア歴史資料センター。

基本が「アーカイブズ」である。そのため、HPのつくりも、それを反映したものになっている。従来のアーカイブズ(紙を基本とする)と、デジタルのアーカイブズを、つなぐものとして、重要な位置をしめるものと考える。

この意味では、

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たとえば、せっかく「日本国憲法」がデジタル化されているのに、そのタイト
ルタグが、

・重要文化財等コンテンツ
http://www.digital.archives.go.jp/gallery/view/detail/detailArchives/0000000006

となっているので、検索エンジンの検索結果では見つけにくくなっている。

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という指摘は重要と思う。学生に「アーカイブズ」、国立公文書館が、どのようなものであるかを説明するとき、日本国憲法の存在は、とても価値がある。

それから、国立国語研究所の件。国立国語研究所は、私の専門分野にもかかわりがあるので、ある意味、よく見るサイトのひとつ。リニューアルされたことは知っていたが、あらためて指摘されて、なるほどと思った次第。

国文学研究資料館の、与謝野晶子『新新訳源氏物語』自筆画像。わかりやすいといえば、わかりやすいが・・・しかし、堺市のHPから、順番にたどっていって、やっとたどりつける、というのも、面倒である。これは、ダイレクトにリンクすることはできなかったのだろうか。(まあ、国文研のシステムがそうなっているから、そうなのかもしれないが。)

逆に見れば、国文研のシステムは、中にあるコンテンツが見えにくい、ということなのかもしれない。ここは、将来の課題かもしれない。(国文研に限らずであるが。)

ARG(岡本さん)の活動の予定と報告。これだけ多忙な仕事をこなしながら、上述のように、新サイトの紹介などしてくれていることに、おどろく。非常にありがたいことだと思う。敬意を表する次第である。

當山日出夫(とうやまひでお)

追記 2011-01-21
誤字・誤記を一部訂正。

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