『わろてんか』あれこれ「始末屋のごりょんさん」2017-10-29

2017-10-29 當山日出夫(とうやまひでお)

『わろてんか』第4週「始末屋のごりょんさん」
https://www.nhk.or.jp/warotenka/story/04.html

前回は、
やまもも書斎記 2017年10月21日「一生笑わしたる」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2017/10/21/8709676

今週は、女の対決。

その第一は、てんと楓。

藤吉に恋したてんを母親の啄子はみとめようとしない。許嫁の楓が登場する。その楓とてんとの、嫁勝負。これは以外とあっさりとてんの勝ちということになってしまった。

藤吉が仕入れてきた米の販売で、てんは商才を見せる。また、土曜日、『乱れ髪』をきっかけにして、てんの藤吉への思いを、楓に伝えることになる。

その第二は、啄子としず(てんの母親)の対決シーン。

これは、迫力があった。嫁とはまだ認めていない啄子。一度家をだしたからには、もどってくるべきではないというしず。この両者の母親の面目をかけて、話をする場面は非常に緊張したものだった。

この二つの女の対決をふくんで、てんと藤吉の関係はよりふかまっていくかのようである。

だが、それにしても、藤吉は、芸人としての才も無いようだが、商売人としての才覚も、あまり無いようである。いくらおいしい米を仕入れてきたとしても、その輸送価格までは計算にいれていなかった。これから、この芸の才も、商才も無い藤吉とてんとの、苦労にみちた生活がはじまるのだろう。

ところで、朝ドラ前作『ひよっこ』は、悪い人が出てこないドラマであった。それに対して、今度の『わろてんか』は、敵役となる人物が出てくる。朝ドラ恒例の嫁いびり、いけずの週であった。だが、それも、それほどくどく描くことなく、収束しそうである。

それよりも心配なのは、藤吉の商才の無さの方かもしれない。笑いのビジネスをこのドラマは描くことになるはずなのだが、この商才の無い夫と苦楽をともにするてんの生き方がどのようになる、興味深い。

来週は、伊能栞も登場するようだ。楽しみに見ることにしよう。

追記 2017-11-05
この続きは、
やまもも書斎記 2017年11月5日
『わろてんか』あれれこ「笑いを商売に」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2017/11/05/8721186

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