『おんな城主直虎』あれこれ「本能寺が変」2017-12-12

2017-12-12 當山日出夫(とうやまひでお)

『おんな城主直虎』2017年12月10日、第49回「本能寺が変」
http://www.nhk.or.jp/naotora/story/story49/

前回は、
やまもも書斎記 2017年12月5日
『おんな城主直虎』あれこれ「信長、浜松来たいってよ」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2017/12/05/8742156

今回は、タイトルのとおり本能寺の変。でも、本能寺のことは、ほとんど出てこなかった。「人間五十年・・・」もなかった。なんだか変な本能寺の変であった。合戦場面を描かない、このドラマの方針としては、これはこれで一つのあり方ではあるのだろうが。

そのかわりに描いていたのが、徳川家康の伊賀越え。これもまた、虚実いりまじって、どこまで誰が本当のことを言っているのかわからないままに終わってしまった。

そして、直虎(おとわ)と龍雲丸の堺での再会。龍雲丸は分かれて堺に行ってしまったのだが、その後のことが出てきていなかった。それが、この最終盤になって、堺での再会となっていた。そして、家康を無事に三河に返すための画策にかかわることになる。このあたり、どうせフィクションなんだろうと思うが、それなりに説得力のある構成だったと思う。たぶん、堺のシーンは無いだろうと思っていたのだが、意外であった。

このドラマも最終になって……井伊の家は、まるで徳川の臣下である。井伊谷という地方の国衆ではなくなっている。直虎(おとわ)も、徳川が天下を取ることを望んで行動している。徳川の家臣としての井伊というものが、ここから確立することになるのであろう。

ところで、最後のシーンで出てきた少年。明智の子。ドラマも後最終回を残すのみとなっているのだが、この子供の決着をどうつけるのだろうか。

今回は、ネコがちょっとだけ、最初の方で登場していた。次回、最終回も登場するだろうか。

追記 2017-12-19
この続きは、
やまもも書斎記 2017年12月19日
『おんな城主直虎』あれこれ最終回「石を継ぐ者」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2017/12/19/8750996