『西郷どん』あれこれ「相撲じゃ!相撲じゃ!」2018-02-06

2018-02-06 當山日出夫(とうやまひでお)

『西郷どん』2018年2月4日、第5回「相撲じゃ!相撲じゃ!」
https://www.nhk.or.jp/segodon/story/05/

前回は、
やまもも書斎記 2018年1月30日
『西郷どん』あれこれ「新しき藩主」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/01/30/8778969

今回は相撲。新しい藩主がお国入りして、御前相撲というのがあっても、これはおかしくないだろうと思う。で、ドラマとしては、お約束のとおり西郷は順当に勝ち上がっていく。最後の勝負でも、正々堂々と戦って勝ったということになっていた。

これはいいとして、終わってからのこと。斉彬との相撲になって西郷は勝ってしまった。だが、なぜ、西郷は、牢に入れられることになるのか。勝負を望んできたのは、斉彬の方である。それに、実力勝負で勝って何がわるいのか。ここは、尚武の地、薩摩としてはふさわしくない対応であると感じられてならない。

ともあれ、この一件で、斉彬に西郷が認められることになる、そのエピソードとして描いてある。江戸の世子であった斉彬のもとに書状を送っていたのが西郷。その西郷と、ここでまみえることになった。(ただ、身分の上下関係の厳しい薩摩藩にあって、国元(薩摩)の下級武士が、直接、江戸の斉彬に手紙をとどけることができたかどうかは、問題だとは思うのだが。)

それから、牢に入れられたところにいた、謎の男。この男の正体も気になる。あるいは、西郷とこの謎の男をめぐりあわせるために、西郷は牢に入れられたという展開になったのだろうか。

ところで、この回には、於一(後の篤姫)が登場していた。見ていると、薩摩ことばであった。このあたりのことについては、また改めて考えてみたい。

次回は、謎の男をめぐる展開のようである。楽しみに見ることにしよう。

追記 2018-02-13
この続きは、
やまもも書斎記 2018年2月13日
『西郷どん』あれこれ「謎の漂流者」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/02/13/8787097