ウツギ2018-06-20

2018-06-20 當山日出夫(とうやまひでお)

水曜日は花の写真の日。今日はウツギ。

前回は、
やまもも書斎記 2018年6月13日
ハコネウツギ
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/06/13/8893099

初夏に我が家の近辺の雑木林に花をつける。去年から、花の写真など撮り始めて、ウツギと見定めるようになった。

日本国語大辞典(ジャパンナレッジ)を見ると、

(茎が中空であるところから名づけられたという)ユキノシタ科の落葉低木。各地の山野にふつうに生える。

とある。

用例は、本草和名(918頃)から見える。古く平安の昔から、「うつぎ」の語があったことが知られる。また、古辞書のところをみると、「字鏡・和名・色葉・名義」など、平安の古辞書から掲載されている語である。「うつぎ」という木、花は、平安時代からなじみのある語であったことになる。

言海にもあるよし。言海を見てみると、

灌木ノ名、高サ六七尺、幹中、空(ウツロ)ニシテ堅シ、木管、木釘、トス、枝、葉、対生シテ、葉ハ細ク狭ク緑ニシテ、鋸歯アリ、夏ノ始ニ、五弁ノ白花、五六寸ノ穂ヲナシテ開クうのはなトイフ

ウツギのことを「うのはな」と言っていることは、『言海』を見ても確認できる。ここに掲載の写真は、先月のうちに写しておいたものである。

ウツギ

ウツギ

ウツギ

ウツギ

Nikon D7500
AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR

追記 2018-06-27
この続きは、
やまもも書斎記 2018年6月27日
ネジキ
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/06/27/8904132