『半分、青い。』あれこれ「泣きたい!」2018-08-12

2018-08-12 當山日出夫(とうやまひでお)

『半分、青い。』第19週「泣きたい!」
https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/story/week_19.html

前回は、
やまもも書斎記 2018年8月5日
『半分、青い。』あれこれ「帰りたい!」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/08/05/8934079

この週になって急に時間の流れがゆっくりになった。いや、先週までが早すぎた印象がある。次週からの新たな出発にむけて、故郷の人びと、友人たちとなごんだ一週間であると思って見ていた。この週は、じっくりと故郷編という印象であった。

ともあれ、鈴愛は、出戻って、岐阜のつくし食堂、楡野家に帰ってきた。この週の中で描かれていたのは、昔の仲間、ふくろう町の友人たち、それから、家族との再会、団欒、といったところであろうか。

鈴愛には、帰る家がある。これは、このドラマで、重要な要素になっていると思う。東京で漫画家を目指していても、それに挫折して百円ショップで店員をしていたときも、結婚してからも、そして、離婚してからも、最後には、鈴愛には帰る家がある。そこには、父、母、弟、祖父、が待っている。また、ブッチャーや、菜生もいる。また、ボクテや裕子もやって来てくれる。鈴愛は、家族、友達にめぐまれている。(そういえば、このドラマ、これまでのところで、死んだ人間としては、ナレーションの廉子だけだったように思うが、どうだったろうか。このままいくと、仙吉も長生きしそうである。)

次週以降、鈴愛は、新たな挑戦を始めるらしい。五平餅をつくることになるのであろうか。次の旅立ちの前に、一息ついて、故郷の人びとの中で暮らすことになる鈴愛を描いた週であった。

ところで、律との関係はどうなるのであろうか。律は結婚はしているが、鈴愛から離れてしまったわけでなはない。常に、ふくろう町において、鈴愛の側にいる存在である。恋人というわけではない。幼なじみからの、友達……強いて言えば、こうなるであろうか。

この律の存在が、これからの鈴愛の人生の選択にどのようにかかわっていくことになるのであろうか。また、離婚した母親として、娘の花野をどう育てていくのかも、気になるところでもある。そして、鈴愛は、ふくろう町にとどまるのであろうか。あるいは、また、旅だっていくのであろうか。

次週も楽しみに見ることにしよう。

追記 2018-08-19
この続きは、
やまもも書斎記 2018年8月19日
『半分、青い。』あれこれ「始めたい!」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/08/19/8945341

コメント

_ 小原正靖 ― 2018-08-12 05時24分21秒

感想に概ね同意しますが仙吉さんは90近いので男性の平均寿命からいくと今週か今月中にあしたのジョーのように眠るように逝くかもしれません

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログの名称の平仮名4文字を記入してください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/08/12/8939884/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。