『なつぞら』あれこれ「なつよ、どうするプロポーズ」2019-08-04

2019-08-04 當山日出夫(とうやまひでお)

『なつぞら』第18週「なつよ、どうするプロポーズ」
https://www.nhk.or.jp/natsuzora/story/18/

前回は、
やまもも書斎記 2019年7月28日
『なつぞら』あれこれ「なつよ、テレビ漫画の幕開けだ」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/07/28/9134214

この週で描いていたことは、次の二点だろうか。

第一には、坂場との結婚(の約束)。

作っている長編作品が成功したら結婚してくれと、坂場は、なつにプロポーズする。それを、なつはうけいれる。しかし、長編作品は失敗に終わってしまう。

ここで挫折しかけた二人の恋であるが、坂場は意を決して再度、なつに意志をつたえる。その強い気持ちになつはこたえることになる。

だが、これまで、特に坂場となつが恋仲であるような描写はなかったように思う。いったいいつの間に、二人の仲は接近していったのだろうか。どうもこのあたりの描き方が、唐突であるという印象がある。

第二には、失敗した長編作品。

なつは長編作品を担当することになるのだが、どうしても、作品にふさわしいキャラクターを描くことができない。ここを、仲にたすけてもらうことになる。

また、この作品を演出したのは坂場である。しかし、結果的には、この作品は失敗に終わってしまう。坂場は、責任をとって会社を去ることになるようだ(まだ、この週で完全に会社を去ったところまでは描かれていなかったが。)

このあたりのことが、このドラマの今後の伏線として、どう生きてくるのだろうか。なつは、会社に残ってアニメーターとして道を歩むことになるのだろうか。そこに、坂場との結婚がどう関係してくるのか。

以上の二点が、この週で描いていたことかと思う。

結婚の約束をした二人は、北海道に向かう。ここで、次週につづくことになる。次週は、しばた牧場を舞台にしてドラマは展開するようだ。楽しみに見ることにしよう。

追記 2019-08-11
この続きは、
やまもも書斎記 2019年8月11日
『なつぞら』あれこれ「なつよ、開拓者の郷へ」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/08/11/9139694