ヤブカンゾウ2019-09-04

2019-09-04 當山日出夫(とうやまひでお)

水曜日なので花の写真。今日は、ヤブカンゾウである。

前回は、
やまもも書斎記 2019年8月28日
ミヤコグサ
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/08/28/9146357

今年は、九月になってもまだかなり暑い。ちょっと朝の散歩に出る気もおこらないでいる。

朝起きて(暗いうちである)、ブログに文章をアップロードして、それから、庭に出る(明るくなってから)。花の写真を撮る。それを、Facebookにアップロードする。今は、ギボウシの紫色の花が咲いているのでそれを写している。今年は、なぜか、百日紅が咲かない。ツユクサの花もあるにはあるのだが、写真にとれるほどの場所に多く咲くことがない。このまま季節がすぎると、ホトトギスが咲くころに、次の花ということになりそうである。

NHKの朝ドラ、BSで『おしん』と『なつぞら』を見て、チャンネルをNHK総合に変えると、関西のローカルニュースの時間になる。そこで天気予報があるのだが、朝の八時前の時点ですでに、30℃近い気温になっている。これでは、とても散歩に行く気にはなれない。

ここしばらく、朝の散歩は休んでいる。だから、散歩にカメラを持って行くということもない。いつもの散歩道の草花の秋の様子を写すようになるのは、もうちょっとしてからかと思う。

ここに掲載のヤブカンゾウは、今年に夏の前に写しておいたものからである。去年までは気付かなかった花である。道ばたに咲いているのを目にして、写真にとって調べてみた。どうもヤブカンゾウらしい。WEBで聞いてみたりしたが、これであっているらしい。

いつものようにジャパンナレッジ『日本国語大辞典』を見る。

「やぶかんぞう」には、二つの用法がある。

1.植物「あまちゃづる(甘茶蔓)」の異名

これには用例がある。重訂本草綱目啓蒙(1847)である。

2.植物「ふじかんぞう(藤甘草)」の異名。

とあるのだが、用例が載っていない。

「ふじかんぞう」を見ると、

マメ科の多年草。本州、四国、九州の山野に生える。

として、さらに説明がある。用例をものっている。俳諧・本朝文選(1706)、日本植物名彙(1884)。どうやら、『日本国語大辞典』では、この名称の方を採用しているらしい。しかし、私がもっている手元の簡便な植物図鑑では、「ヤブカンゾウ」の名称で出ている。

しかし、「フジカンゾウ」でWEB検索してみると、出てくる花は、どうもちがうようだ。ここは、「ヤブカンゾウ」の見出しのもとに、項目をたてて用例をとっておくべきところではないだろうか。この花の名称については、さらに考えてみたい。

ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウ


ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウ

Nikon D500
AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

追記 2019-09-11
この続きは、
やまもも書斎記 2019年9月11日
アジサイ
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/09/11/9152149

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