ハギ2019-10-23

2019-10-23 當山日出夫(とうやまひでお)

水曜日なので花の写真。今日はハギ「萩」である。

前回は、
やまもも書斎記 2019年10月16日
コスモス
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/10/16/9165458

この花も前回のコスモスと同様に、写真に撮るのがむずかしい。

まず少しの風にもゆらぐ。ここに掲載の写真も、何枚かシャッターを切ったなかから選んである。それから、咲いている全体を写真に撮ろうと思うと、どうもうまくいかない。花がごちゃごちゃしてしまって、どこにピントを合わせるべきか、困るところがある。これも、何枚か写したなかから選んでみた。

萩の花は、『万葉集』で最も多く詠まれた花である。これは、知識として知っているのみで、実際に自分で『万葉集』を読んで数えたというのではない。

『万葉集』もテキストは、基本的なものは買ってもっているのだが、ここしばらく遠ざかっている。一番よく読んだのは、やはり学生のころだった。その後、国語学という分野に自分の専門を決めてから、かえって遠ざかってしまった。専門に考えてきたのは、コンピュータと文字、特に漢字のことであったりする。最近では、コンピュータで使う仮名のことなど考えたりしている。

もうこの分野からも引退しようかと思うと同時に、昔にかえって『万葉集』を読んでみたいと思うようになってきている。無論、『万葉集』という歌集が、近代になってから、古代の国民歌集として再定義、再発見、されてきた歴史について、それなりに理解はしているつもりである。だが、そのような知識をもって接するとしても、やはり『万葉集』は日本文学の原点であるという気がしてならない。

楽しみの読書として『万葉集』を読んでおきたいと思う。

萩

萩

萩

萩

萩

Nikon D500
AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR

追記 2019-10-30
この続きは、
やまもも書斎記 2019年10月30日
エゴノキ
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/10/30/9170764