『スカーレット』あれこれ「優しさが交差して」2020-01-19

2020-01-19 當山日出夫(とうやまひでお)

『スカーレット』第15週「優しさが交差して」
https://www.nhk.or.jp/scarlet/story/index15_200113.html

前回は、
やまもも書斎記 2020年1月12日
『スカーレット』あれこれ「新しい風が吹いて」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/01/12/9200942

この週で描いていたのは、陶芸家夫婦の情愛ということだろうか。

喜美子は、自分の作品をつくろうとする。また、陶芸家として道にまよっている八郎に対して、個展をやめるように助言する。しかし、八郎は、個展にむけて頑張ろうとする。一方、喜美子は、絵付けの皿の大量注文を受ける。

いわゆる内助の功というのではないが、陶芸家である夫を助けながら、また同時に自分自身の作品にもうちこもうとする喜美子の姿が、情感を込めて描かれていたように思う。

そこに、新しく入ってきた弟子の三津が、微妙にからんでくる。三津の存在が、これからの二人の陶芸家としての歩みに、どのような影響を与えることになるのだろうか、興味深いところである。

また、妹の百合子と信作とのこと、直子のこと、など家族のことが、これは、コミカルに描かれていた。

このドラマは、陶芸家としての喜美子の成長の物語であるように思う。その成長の過程を、夫との感情の行き違い、また、お互いの思いやりをふくめて、じっくりと描くようである。

喜美子は、次世代展に応募したが、落選してしまった。しかし、喜美子はあきらめない。八郎が東京に行って留守の間に、次の作品にとりかかっている。この喜美子の陶芸にかける静かなひたむきさが、このドラマの軸になっていくのだろう。

次週以降、いろいろ波乱もあるようだ。楽しみに見ることにしよう。

2020年1月18日記

追記 2020-01-26
この続きは、
やまもも書斎記 2020年1月16日
『スカーレット』あれこれ「熱くなる瞬間」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/01/26/9206544

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