『エール』あれこれ「夢の新婚生活」2020-05-17

2020-05-17 當山日出夫(とうやまひでお)

『エール』第7週「夢の新婚生活」
https://www.nhk.or.jp/yell/story/week_07.html

前回は、
やまもも書斎記 2020年5月10日
『エール』あれこれ「ふたりの決意」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/05/10/9244938

とうとうこのドラマも、COVID-19の影響で撮影が中止、放送も中断ということになってしまった。あとしばらくは、放送があるようだ。

この週を見て思ったことなど書いて見ると、次の二点ぐらいだろうか。

第一に、裕一と音のバカップルぶり。

東京で新婚生活をはじめた裕一と音は、まさにバカップルである。その馬鹿馬鹿しいほどのふたりの生活が、実に微笑ましかった。

やはり些細なことだが食べ物は大事である。八丁味噌(何も具がはいっていない味噌汁)と、納豆……まあ、それぞれに、地方色のある食べ物であり、好みがあるだろう。

第二に、裕一のダメ男と音の頑張り。

裕一は、レコード会社に就職したとはいうものの、まだ作曲が採用されるにいたっていない。同期入社の木枯の方は、作品がレコードになったという。しかし、裕一は、うまくいかない。

そんな裕一に対して、音の方は、音楽学校で頑張る。学校の記念公園の「椿姫」にも応募する。なんとか、一次審査は通った。また、夫の裕一のレコード会社との契約をめぐっても、会社に直談判に乗り込んでいく。このあたり、まだ芽の出ない裕一をささえる、音の積極的な生き方が、対照的で面白かった。

以上の二点が、この週を見て思ったところなどであろうか。

ところで、プリンスとして登場してきた久志、実は、裕一の幼なじみであった。この再開が、裕一の今後に大きく影響するようだ。

さて、来週は(まだ、来週の放送は大丈夫のようだ)、紺碧の空である。昭和戦前の早慶戦野球のことなど出てくるだろうか。楽しみに見ることにしよう。

2020年5月16日記

追記 2020-05-24
この続きは、
やまもも書斎記 2020年5月24日
『エール』あれこれ「紺碧の空」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/05/24/9249893