『エール』あれこれ「響きあう夢」2020-06-07

2020-06-07 當山日出夫(とうやまひでお)

『エール』第10週「響きあう夢」
https://www.nhk.or.jp/yell/story/week_10.html

前回は、
やまもも書斎記 2020年5月31日
『エール』あれこれ「東京恋物語」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/05/31/9252509

この週を見て思ったこととしては、次の二点ぐらいだろうか。

第一には、裕一のレコードのヒット。

裕一は、ついにヒット曲を手がけることになった。「船頭可愛いや」である。ただ、この曲のヒットの影には、双浦環の影響力もあったことになる。

今、YouTubeを見ると、「船頭可愛いや」を聴くことができる。

三浦環
https://www.youtube.com/watch?v=lc59qlPue2M

音丸
https://www.youtube.com/watch?v=pbCRjvIOAMw

今に残っているこれらの歌もいいが、ドラマの中で、双浦環(柴咲コウ)が歌っていたのも、これはこれとして、非常によかった。

ともあれ、これで裕一は、どうにかレコード会社をくびになることもなく、作曲の仕事をつづけられることになるようだ。

第二には、音の妊娠、出産。

「椿姫」のヴィオレッタをなんとかつとめようとする音であるが、子どもができてしまう。音楽をとるか、子どもをとるかの、選択を迫られることになる。結果としては、「椿姫」はあきらめることになったのだが。

なやむ音に対して、環は厳しくプロとはなんであるかと、問いかける。

この行き先のことで悩む音に語りかける裕一の姿が印象的であったから。二人で夢をかなえていこうと、はげましていた。これから、この二人の人生は、お互いにはげましあって生きていくことになるのだろうと思う。

以上の二点が、この週を見て思ったことなどである。

さて、次週は、舞台が福島にうつっていろいろとあるようだ。まだ、あとしばらく放送がつづく。次週も楽しみに見ることにしよう。

2020年6月6日記

追記 2020-06-14
この続きは、
やまもも書斎記 2020年6月14日
『エール』あれこれ「家族のうた」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/06/14/9257266