『エール』あれこれ「紺碧の空」(再放送)2020-08-14

2020-08-14 當山日出夫(とうやまひでお)

『エール』第8週「紺碧の空」
https://www.nhk.or.jp/yell/story/week_08.html

本放送のときのことは、
やまもも書斎記 2020年5月24日
『エール』あれこれ「紺碧の空」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/05/24/9249893

前回は、
やまもも書斎記 2020年8月8日
『エール』あれこれ「夢の新婚生活」(再放送)
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/08/08/9276448

「紺碧の空」で描いていたのは、裕一の音楽家としての生き方の問題であったかと、思う。

何のために作曲するのか、自分を表現するためだと裕一は思っていた。しかし、それでは、相手に伝わる音楽にならない。音楽を聴く人、歌う人のためのことを思って作ることこそ大事であると、裕一は気付くことになる。そのきっかけになったのは、「紺碧の空」の作曲を通じてであった。

これが、今後の裕一の音楽家としての人生の方向を定めることにつながっていくのだろうと思う。あくまでも、その曲を聴く人の立場にたって音楽をつくる、これこそ、国民的な作曲家として、今にのこる裕一の音楽ということになる。

また、それを支えるものとして、妻の音の存在も大きい。裕一が音楽の道に励んでいられるのも、妻の音の影での努力があってこそのことである。

この後のドラマの展開としては、作曲家として仕事をこなしていく裕一の姿を描くことになる。ヒット曲も生まれる。

ちなみに余計なことを書いておけば……「紺碧の空」は早稲田の歌である。私は、慶應義塾大学で学んだが、残念なことに、在学している期間中に、東京六大学で、慶應が優勝することはなかった。「若き血」を三田のキャンパスで聞くことはなく終わってしまった。これが、今となっては、すこし心残りである。

2020年8月13日記

追記 2020-08-20
この続きは、
やまもも書斎記 2020年8月20日
『エール』あれこれ「東京恋物語」(再放送)
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/08/20/9280309

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