プロジェクトX「カップめん・どん底からの逆転劇」2021-06-12

2021-06-12 當山日出夫(とうやまひでお)

プロジェクトX カップめん・どん底からの逆転劇

前回は、
やまもも書斎記 2021年6月5日
プロジェクトX「窓際族が世界規格を作った」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/06/05/9384709

NHKの朝ドラの『まんぷく』はずっと見ていた。そこでは、日清食品をモデルにして、チキンラーメンの開発から、カップヌードルの開発までが描かれていた。放送の順番からいうと、当然ながら、プロジェクトXの方が先である。二〇〇一年の放送。

私がはじめてカップヌードルを食べたのはいつのことだったか、もう忘れてしまっている。だが、おいしかったという記憶は確かにある。お湯さえあれば食べられる、これがそう画期的なことだとは、その当時あまり思わなかった。

だが、今になってみれば、このお湯さえあれば食べられる。まさに画期的なことである。(さらに現代では、非常用の食糧として、お湯でなくても水でもできるということも言われている。)

事実は小説より奇なりというが……はっきりいって、事実としてのカップヌードルの開発の物語は、ドラマの『まんぷく』よりも面白かった。四五分の番組だから、そう多くのことを取り上げることはできないのだろうが、おそらく、カップヌードルの開発には、その他の数多くの苦労と発明があるはずである。(特に印象的なのが、フリーズドライの技術開発である。)

ところで、このプロジェクトXの再放送は、次週も続くようだ。再放送が始まったころは、こんなに長く続くとは予想していなかった。よほど評判がいいのかとも思う。二〇〇〇年のころに作られたこの番組で取り上げる題材の多くは、戦後の日本の人びとの生活誌につながっている。ここが、この番組の魅力であったのかと思い、また、今になって再放送をみて改めて感じるところでもある。

2021年6月9日記

追記 2021年6月19日
この続きは、
やまもも書斎記 2021年6月19日
プロジェクトX「日本初のマイカー」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/06/19/9389400

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