『おかえりモネ』あれこれ「あなたのおかげで」2021-08-08

2021-08-08 當山日出夫(とうやまひでお)

『おかえりモネ』第12週「あなたのおかげで」
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_12.html

前回は、
やまもも書斎記 2021年8月1日
『おかえりモネ』あれこれ「相手を知れば怖くない」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/08/01/9403537

さて、菅波にはどんな過去があるというのだろうか。

この週のポイントとしては、次の二点かと思う。

第一に、台風。

百音の故郷の東北に、太平洋側から台風が上陸することになった。きわめて希なケースである。その予報に、百音はちからをつくす。故郷の亀島のみんなも、協力してくれたようで、なんとか台風を乗り切れたようだ。このことに百音は安堵する。

第二に、スポーツ気象。

車椅子マラソンランナーの鮫島が、百音たちの会社にきて、サポートを要請する。それを、朝岡は引き受けることになる。このことの背景には、かつての朝岡の学生時代の苦い思い出があってのことである。

スポーツにも気象情報が重要な意味を持つことを認識することになった。

以上の二つのことを思ってみる。

そして、何よりも気がかりなのは、菅沼のいったことば……あなたのおかげで助かりました、このことばは、麻薬である、と。そもそも、人のために何かをするということには、どういう意味があるのであろうか。ここのところに菅沼は、根本から疑問を投げかけているようである。

オリンピックにも関係なく、BSモネ、朝モネは、いつもどおりの放送であった。8月6日に、放送時間が変わるのは、これは毎年のことである。ただ、昼モネが、時々放送時間が変更になったりするので、見損ねている場合があったりする。それも、この週で終わりである。

次週、車椅子マラソンのことで話題は展開するようだ。楽しみに見ることにしよう。

2021年8月7日記

追記 2021年8月15日
この続きは、
やまもも書斎記 2021年8月15日
『おかえりモネ』あれこれ「風を切って進め」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/08/15/9410166