映像の世紀プレミアム(3)「世界を変えた女たち」2021-08-26

2021-08-26 當山日出夫(とうやまひでお)

映像の世紀プレミアム (3) 世界を変えた女たち

月曜日の放送を録画しておいて、翌日に見た。再放送であるが、最初の放送のとき、見たようにも覚えているが、さだかではない。(「映像の世紀」「新・映像の世紀」と同じ映像が繰り返し使われることが多いので、見たことがあるような気になってしまうことがある。)

この回でとりあげていたのは、女性たち。二〇世紀、女性の社会進出、それから、歴史の転換点にいた女性たちのことを描いていた。

見て感じることは、やはり、二〇世紀という時代を通じて、女性の権利は確かに確立してきたのであるという実感である。そして、そこに大きな役割を果たすことになるのが、なんといっても戦争である。第一次世界大戦、第二次世界大戦と、男たちが戦場に行っている間、銃後をささえ、また、自らも最前線におもむいた女性たちがいた。

番組中で引用されていたのが、『戦争は女の顔をしていない』。買って持っている本である。これは、取り出してきて読んでおきたいと思う。(ちょうど、NHKの「100分de名著」でも取り上げることになった本でもある。)

番組の最後にとりあげていたのが、マララ・ユスフザイ。そして、ちょうど今、アフガニスタンでは、タリバンの政権掌握という事態になっている。邦人、関係者救出のために自衛隊機が派遣されるということが、ちょうどニュースになっている。

アフガニスタンが、再びタリバン政権となって、そこで、女性の人権や教育はどうなるのだろうか。国際社会の大きな流れのなかで、もはや後戻りすることは基本的にありえないことではないのだろうが、しかし、今後のことはまったく不透明としかいいようがない。

二一世紀になっても、女性の問題が解決したということはない。国際社会のなかにおいて、今後、ますます重要な課題になっていくのだろうと思う。

さて、映像の世紀プレミアムも、再放送がしばらく続くようである。次回も録画を予約しておくことにした。つづけて見ることにしよう。

2021年8月24日記