プロジェクトX「チェルノブイリの傷 奇跡のメス」2021-08-27

2021-08-27 當山日出夫(とうやまひでお)

プロジェクトX チェルノブイリの傷 奇跡のメス

続きである。
やまもも書斎記 2021年8月19日
プロジェクトX「日米逆転!コンビニを作った素人たち」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/08/19/9412591

この回の放送は、素直に感動的な物語であったと思う。

チェルノブイリ原発事故の影響をうけた子どもたち、その甲状腺がんの手術のために日本から単身で現地に赴いた医師のものがたり。特に理想化することなく、淡々とその活動の様子を描いていた番組であるが、ヒューマニズム溢れるものになっていたと思う。

番組は、二〇〇三年の放送。その後、日本では、福島での原発事故のことがある。チェルノブイリのことは、他人事ではない。今でも、棄てられてしまったとしかいいようのない、街が多く存在する。(これも、きわめて長い目でみれば、事態は収束する方向にむかっているのかもしれないが、しかし先行きへの不安は拭いきれない状況である。)

ただ、NHKがこの時期にこの放送を再放送でもってきたというのも、いろいろ考えることがある。今、日本は、あるいは世界は、COVID-19によるパンデミックのまっただ中である。社会における医療のあり方が、さまざまな方面から問われている。

強いて、理想的な医師の活動を求めるということはないとしても、しかし、一般論として、社会のなかで医療がどのようであるべきか、歴史のなかで問われる時代になっていることは確かなことである。直接、今の状況と比べてどうこう言うことはないのだろうが、それでも、医師としてのあるべき姿を描くことで、現代にうったえかけるなにものかがあったように思える。

2021年8月25日記

追記 2021年9月3日
この続きは、
やまもも書斎記 2021年9月3日
プロジェクトX「男たちの復活戦 デジタルカメラに賭ける」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/09/03/9418782