映像の世紀バタフライエフェクト「RBG 最強と呼ばれた女性判事 女性たち 百年のリレー」2022-07-07

2022年7月7日 當山日出夫

映像の世紀バタフライエフェクト「RBG 最強と呼ばれた女性判事 女性たち 百年のリレー」

録画しておいて、後日にゆっくりと見た。

この回は、いわゆる女性の権利をめぐる運動の話し。共感できるところの多い番組であった。

女性参政権に象徴される女性の権利。そして、ガラスの天井。これらのことは、日本においても、大きな問題となっていることである。たまたま、今は、参議院選挙の最中であるが、その中においても、女性の候補者の存在、また、いくつかの女性の権利に否定的な発言をする候補者などのことがある。世の中は、そう簡単に変わるものではないのかとも思う。

少なくとも私は、社会の少数者、弱者が声を上げる権利は擁護する立場に立ちたいと思う。とはいえ、世の中に生きているものとして、そのうちどれだけに賛意を示すことができるかどうかは、分からないとしかいいようがない。私とて、絶対の正義の立場にいるわけではない。歴史の流れのなかで、その時々の判断をしていくことになる。

そして書いておくならば、いわゆる保守的であることが、即座に悪いことだとは思っていない。必要なことは、保守的な発想にあって、そのきたるところの価値観が、どのように歴史的、社会的背景を持って成立しているものなかについて、反省の必要が常にあるということである。古くからあるものを絶対視するだけであるのは、真の保守の考え方であるとは思っていない。それは、ただの思考停止、守旧的なだけである。

2022年7月6日記