ブラタモリ「能登半島」2022-07-18

2022年7月18日 當山日出夫

土曜日の放送、これも録画しておいて翌日の朝にゆっくりと見た。

能登半島には行ったことがある。修学旅行だった。もう半世紀以上も前のことになる。さっぱり憶えていない。

ただ、千枚田は見たかと記憶している。

常々不審に思っていることなのだが、どうして、日本の人びとは、千枚田を作ってまで米作ということにこだわったのか。日本人は米を作ってきた人びとであるというのは、確かにそのような一面もあるにはちがいないが、一面では思い込みであることもあるのかもしれない。(このあたりは、近年の歴史学においてどのように考えられているのだろうか。)

どう考えても、千枚田は、効率が悪い。そこまでして米作を行った理由というものを考えることがこれから必要になってくるのかもしれない。

塩田は、以前のNHKの朝ドラ『まれ』で登場していた。だいたいどんなふうに作るのかは、知っていたつもりでいたが、興味深かったのは、製塩には大量の薪を必要とすること。海があって、かつ、薪を簡単に調達できるところ、そして、(番組では語っていなかったが)その流通ルートが必要になる。はたして、能登半島で作られた塩は、どのような販売ルートで消費されていたのだろうか。そして、それが、その地域の経済活動とどうかかわっていたのか、気になるところではある。

2022年7月17日記