『ちむどんどん』あれこれ「御三味に愛を込めて」 ― 2022-07-31
2022年7月31日 當山日出夫
『ちむどんどん』第16週「御三味に愛を込めて」
https://www.nhk.or.jp/chimudondon/story/week_16.html
前回は、
やまもも書斎記 2022年7月24日
『ちむどんどん』あれこれ「ウークイの夜」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/07/24/9511603
結婚における家の問題。暢子と和彦は、まず母親の重子の反対にあうことになる。今では、家の格というようなことはあまりいわないと思うが、暢子の時代なら、まだそのような考え方が残っていても、いたしかたない。だが、それがドラマの進行において意味のあるものになっているかどうかは、また別の問題である。それよりも問題だと思うのは、それを解決するのに、料理でなんとかしようとすること。まあ、確かに暢子は料理は得意かもしれないが、しかし、それで家の格というような考え方に対抗できるとは思えない。
また、仕事と結婚の問題もある。どうも和彦の母親の重子は専業主婦のようなのだが、結婚して暢子が働き続けることをどう思うだろうか。しかも、ゆくゆくは自分の店を持つことになるのかもしれない。これも、頑張ればいいというものではないように思える。
ただ、沖縄の良子の方は、なんとかうまくいったようだ。これは、石川の家のおばあの理解と協力があってのことである。良子のつくった料理は、あまりおいしくなかったかもしれないが、それよりも、新しい考え方を取り入れていこうとするおばあの力が大きかった。
では、このドラマは、結婚、仕事、家庭ということがらについてどう描こうとしているのだろうか、そのあたりの基本的な考え方が見えてこない。(ただ特にそう考えもせずに漫然と見ている分には、面白いドラマだとは思うのだが。)
次週、フォンターナをめぐっていろいろ事件が起こるようだ。どんなことになるのか、楽しみに見ることにしよう。
2022年7月30日記
『ちむどんどん』第16週「御三味に愛を込めて」
https://www.nhk.or.jp/chimudondon/story/week_16.html
前回は、
やまもも書斎記 2022年7月24日
『ちむどんどん』あれこれ「ウークイの夜」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/07/24/9511603
結婚における家の問題。暢子と和彦は、まず母親の重子の反対にあうことになる。今では、家の格というようなことはあまりいわないと思うが、暢子の時代なら、まだそのような考え方が残っていても、いたしかたない。だが、それがドラマの進行において意味のあるものになっているかどうかは、また別の問題である。それよりも問題だと思うのは、それを解決するのに、料理でなんとかしようとすること。まあ、確かに暢子は料理は得意かもしれないが、しかし、それで家の格というような考え方に対抗できるとは思えない。
また、仕事と結婚の問題もある。どうも和彦の母親の重子は専業主婦のようなのだが、結婚して暢子が働き続けることをどう思うだろうか。しかも、ゆくゆくは自分の店を持つことになるのかもしれない。これも、頑張ればいいというものではないように思える。
ただ、沖縄の良子の方は、なんとかうまくいったようだ。これは、石川の家のおばあの理解と協力があってのことである。良子のつくった料理は、あまりおいしくなかったかもしれないが、それよりも、新しい考え方を取り入れていこうとするおばあの力が大きかった。
では、このドラマは、結婚、仕事、家庭ということがらについてどう描こうとしているのだろうか、そのあたりの基本的な考え方が見えてこない。(ただ特にそう考えもせずに漫然と見ている分には、面白いドラマだとは思うのだが。)
次週、フォンターナをめぐっていろいろ事件が起こるようだ。どんなことになるのか、楽しみに見ることにしよう。
2022年7月30日記
追記 2022年8月7日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年8月7日
『ちむどんどん』あれこれ「あのとき食べたラフテーの」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/08/07/9515639
この続きは、
やまもも書斎記 2022年8月7日
『ちむどんどん』あれこれ「あのとき食べたラフテーの」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/08/07/9515639
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