ブラタモリ「東京スカイツリー」2022-10-10

2022年10月10日 當山日出夫

ブラタモリ 東京スカイツリー

スカイツリーは、遠くから眺めたことはあるのだが、近くに行ったことはないし、のぼったこともない。(ちなみに東京タワーものぼったことがない。)

スカイツリーの立地とか、構造のこととか、これはこれで面白かったのだが、私の興味のあったのは、隅田川の流れ。『伊勢物語』の第九段「東下り」である。なかに、武蔵国と下総国との間を流れている隅田川で、都鳥を見て、旅の一行が涙を流す有名なシーンがある。これを昔読んで、あるいは、学生に教えるようなとき、隅田川が、昔の武蔵国と下総国との境になっていたという認識はあったのだが、具体的にどの川の流れを指すのか、きちんと考えたことがなかった。それが、隅田川の流れが変更になって、今のスカイツリーの立っているところが、かつての武蔵国の領域であると考えると、なっとくがいく。はたして、平安時代の昔、隅田川はどのように流れていたのだろうか。

これから、東京に行くことが何回あるか分からないのだが、(今では、もう強いて行きたいと思わなくなった)、スカイツリーにも一度は行ってみたい気もしている。

2022年10月9日記