日本漢字学会に行ってきた2022-11-25

2022年11月25日 當山日出夫

二〇二二年一一月一九日、二〇日は、日本漢字学会の研究会があった。早稲田大学で開催。この学会は、設立の当初から会員である。第一回は京都大学であったのを憶えている。これは参加した。だが、その後、COVID-19のことがあり、オンライン開催などであった。今回は、早稲田大学で開催。オンラインも併用である。

久しぶりに東京に行ってみたいということもあった。娘が二年ほど前から東京で就職して働いている。その顔を見にいくということもあって、(どちらがついでだかわからないのだが)今回は、早稲田大学に行くことにした。

早稲田の街を歩くのも久しぶりである。学生のころ、何十年も前のことになるが、時々、古本屋をめぐって歩いたのを思い出す。久々に歩いてみて、飲食店、特にラーメン店が増えたように思う。まあ、これは、東京のあたりは、どこも同じようなものかもしれないが。

土曜日は天気がよかった。大隈講堂まで行く。阿刀田高の講演。実は、阿刀田高の作品は、ほとんど読んだことがない。いくつかは手にしたかとも思うのだが、はっきりと憶えていない。が、早稲田出身の老作家の体験的な文学談義ということで、面白く聞くことができた。

通常なら、懇親会などあるところであるが、今回は無い。すぐに宿(五反田のホテル)に帰って、娘と、家内と、家内の姉と、四人で焼き肉屋さんに行って食事。終わったら、夜の一〇時ぐらいになっていただろうか。

日曜日は、研究発表会。雨が降りそうな感じの天気だったが、これはいつものように高田馬場から早稲田まで歩く。

研究発表は、様々。テーマも、それから、研究のレベルも、まちまちであった。アカデミックにきちんとしたものもあれば、そうでもないものもある。まあ、このあたりは、漢字学会の成り立ちから考えて、仕方のないことかもしれない。純然たるアカデミックな研究発表ばかりというわけにはいかない面がある。

大学院の学生の発表があった。これは、きちんとしていた。あくまでも、日本語学という研究の立場に立って、文献、漢字を、とりあつかっていた。ちょっと気のついたことは、質疑応答で言っておいた。(その後、家に帰ってから、その学生から電子メールで礼状が来ていたので、返信として、発表について思うことなど、書いて送信しておいた。)

来年の研究発表会は、関西地区で開催ということになるらしい。世の中どうなっているかわからないが、普通に開催ということなら、また出かけてみることにしようかと思う。歳を取ってきたこともあって、学会など整理することにしたが、残した学会の中に、日本漢字学会も入っている。これは、とうぶん続けることにする。

次に東京に行く用事があるとすると、来年の春の日本語学会が青山学院大学で開催の予定なのだが、これもどうなるかわからない。たまに東京に行って来るのもいいかなという気もしている。

2022年11月24日記

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