南方熊楠記念館に行ってきた2023-02-08

2023年2月8日 當山日出夫

水曜日だが、今日は、南方熊楠のこと。この前の日曜日、月曜日と、和歌山の方に一泊で行ってきた。

まず、行ってみたのが和歌山城。このお城は、戦災で焼失したものを、戦後になって復元したもの。ただし、コンクリート造りである。復元工事を行うとき、木造よりも、コンクリートの方が簡単に作れたらしい。ただし、その形は、もとのものをかなり忠実になぞってあるとのこと。天守閣の上まで登ってきた。

昼食は、和歌山に来たのだからというので、お城の近くのラーメン屋さん。

その後、白浜まで行く。南方熊靴記念館が目的である。

南方熊楠については、一通りの知識しか持っていない。英国留学、博物学者、粘菌学者であり、神社を守ることに奔走した人物であり、日本民俗学の成立にかかわっている。

その著書としては、「十二支考」は、若いときに手にした記憶がある。これも、今となっては、何が書いてあったか覚えていない。南方熊楠の博覧強記とはえらい違いである。まあ、凡人の読書である。他に読んだなかで興味深かったのは、柳田国男との往復書簡集。これは、読んでとても面白かったのを記憶している。さがせば、まだその時の本が残っているはずである。

南方熊楠記念館ができたのは、わりと最近のことである。建物は新しい。南方熊楠の遺品など、面白いコレクションが、分かりやすく展示されている。

この建物の屋上が展望台になっている。三六〇度、まわりの白浜の景色をみわたせる。絶景である。ただ、この時期なので、ちょっと寒かった。トビがとんでいた。

次に行ったのが、京都大学の水族館。歩いて行けるところにあるので、自動車は、そのままおいて歩いて行った。小さな水族館であるが、展示は面白い。徹底的に、生物学的な分類にしたがって展示してある。これが、普通の水族館だと、魚がいる地域などで分類することが多い。この水族館は、たぶん研究機関の付属施設というようなことになっているのだろう。むしろ、このバックヤードで、どのような研究が行われているのか、そちらの方が気になる。

その日は、白浜で一泊。

翌日、朝からアドベンチャーワールドに行って、パンダを見てきた。月曜日ということで、そんなに人も多くなくゆっくりとパンダが竹を食べているのを見ることができた。アドベンチャーワールドには以前にも来たことがあると覚えているのだが、その時もパンダはいただろうか、覚えていない。私がパンダを見た記憶があるのは、東京の上野動物園においてである。まだ、子供が小さい時のことである。

昼過ぎに早めに出て、白浜市内でお土産など買ったりしてして、家に帰った。二時間半ほどかかっただろうか。家に帰ったら、すっかり日が暮れていた。

2023年2月7日記