100カメ「アニメ 進撃の巨人」2023-02-25

2023年2月25日 當山日出夫

100カメ「アニメ 進撃の巨人」

私は、漫画は基本的に読まないことにしているし、アニメも見ない。だから、『進撃の巨人』については、何の知識もない。せいぜい名前を知っているぐらいである。

この「100カメ」は、NHKで『進撃の巨人』のアニメを放送するのに合わせてということのようだ。

アニメの制作の現場についても、まったく知識がない。せいぜい、少し前の朝ドラで『なつぞら』をやっていたのを見たのと、東京で高畑勲展(東京国立近代美術館)を見に行ったことがあるぐらいである。

だから、もうすこしアニメはどのような手順で作るのか、解説したところがあった方がよかったと感じる。仕事の各部分についてのことは、かなり厳しく描き出されていたのだが、それがアニメを作る全体の作業のなかでどういう位置にある仕事なのか、今一つよく分からないところがあった。

だが、絵コンテを描くところから、正式には何というのか知らないが上の方にいくつか穴の空いた紙に絵を描いていくあたりの手順は、昔のアニメの制作を踏襲しているらしいということは分かる。そうはいっても、今の時代である。コンピュータを使えるところは使って、デジタル処理出来るところは、デジタルでという流れはある。また、そのデジタル化の流れのなかにあっても、手作業でCGに手を加えるという作業は、どうしても残るようである。

全体の作業工程が今一つよく分からないという恨みは感じるのだが、しかし、何かものを作っていくということへの熱意は感じ取ることができた。

漫画も読まないし、アニメも見ない生活ではあるが、何かものを作っていくということの楽しさ、そして、苦労が伝わる番組であった。「100カメ」ならでのは番組作りだったと思う。

2023年2月24日記