『どうする家康』あれこれ「金ヶ崎でどうする!」 ― 2023-04-18
2023年4月18日 當山日出夫
『どうする家康』第14回「金ヶ崎でどうする!」
この回で描いていたことで印象に残るのは、義と諫言ということかもしれない。
信長は、家康の言うことを受け入れようとしない。ある意味では自信過剰、そして、周囲にはイエスマンしかいない状況である。天下を統一するという理想はいいかもしれないが、しかし、それは自分が支配者になることでもある。そのような信長にとって、自分の配下、あるいは下の地位にあるもの……信長から見れば家康は臣下も同然であるように見える……の諫言をどう受け入れるか、あるいは、そのような臣下がいるかどうか、このあたりが、最終的に天下をとるのが誰であるのか、ということのポイントになるように思われる。
そして、信長には義が無い。天下を統一するということだが、そこに義があるかどうか。通俗的な理解では、このあたりのことをめぐって明智光秀と対立するということなのかなとは思うが、さて、このドラマではどう描くであろうか。
このドラマにおいて家康はヒーローでも、傑出したリーダーということでもない。ただ、家臣団にはめぐまれている。そして、家康は家臣団の気持ちにはこたえる資質を持っている。このドラマは、家康の徳川家臣団の物語として見るべきなのかもしれない。
2023年4月17日記
『どうする家康』第14回「金ヶ崎でどうする!」
この回で描いていたことで印象に残るのは、義と諫言ということかもしれない。
信長は、家康の言うことを受け入れようとしない。ある意味では自信過剰、そして、周囲にはイエスマンしかいない状況である。天下を統一するという理想はいいかもしれないが、しかし、それは自分が支配者になることでもある。そのような信長にとって、自分の配下、あるいは下の地位にあるもの……信長から見れば家康は臣下も同然であるように見える……の諫言をどう受け入れるか、あるいは、そのような臣下がいるかどうか、このあたりが、最終的に天下をとるのが誰であるのか、ということのポイントになるように思われる。
そして、信長には義が無い。天下を統一するということだが、そこに義があるかどうか。通俗的な理解では、このあたりのことをめぐって明智光秀と対立するということなのかなとは思うが、さて、このドラマではどう描くであろうか。
このドラマにおいて家康はヒーローでも、傑出したリーダーということでもない。ただ、家臣団にはめぐまれている。そして、家康は家臣団の気持ちにはこたえる資質を持っている。このドラマは、家康の徳川家臣団の物語として見るべきなのかもしれない。
2023年4月17日記
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