ドキュメント72時間「 岩手・大船渡 小さな新聞社にて」 ― 2023-04-24
2023年4月24日 當山日出夫
ドキュメント72時間 岩手・大船渡 小さな新聞社にて
まず思ったのは、こんな地方にこんな小さな新聞社が生き残っているのかという、率直な驚きである。今、新聞はビジネスの転機を迎えようとしている。紙媒体の新聞というシステムが、時代遅れのものになるだろうか。それとも生き残っていけるだろうか、今まさに重大な局面にある。(いや、もう、紙の新聞の未来は無いというべきなのかもしれないが。)
しかし、意外と、地方のこのような小規模の新聞社なら生き残っていけるのかもしれない。
関心があったのは、次の二点。
第一には、新聞作りの現場ということ。どんな機材で、どんなソフトで、新聞を作っているのか、このあたり画面に映っただけの範囲でも、かなり面白かった。新聞作りは、そう最新鋭の機材を使うということではないだろうが、しかし、時代に合わせて、機材を選んで使っているようだ。
第二には、震災ということ。三月一一日の紙面づくりをメインに追っていたが、まだ大船渡には、震災の記憶が残っている。一方、それを知らない、若い人たちも育ってきている。たしかに記憶の継承ということは重要かもしれないが、だが、その一方で、確実に時代が変わってきていることを感じる。
そういえば、二〇一一年のあの日、たまたま私は家にいてテレビを見ていた。津波の被害のリアルタイムの中継映像を見ていた。このような経験も、もう過去のものになっていくのだろうと思う。
2023年4月22日記
ドキュメント72時間 岩手・大船渡 小さな新聞社にて
まず思ったのは、こんな地方にこんな小さな新聞社が生き残っているのかという、率直な驚きである。今、新聞はビジネスの転機を迎えようとしている。紙媒体の新聞というシステムが、時代遅れのものになるだろうか。それとも生き残っていけるだろうか、今まさに重大な局面にある。(いや、もう、紙の新聞の未来は無いというべきなのかもしれないが。)
しかし、意外と、地方のこのような小規模の新聞社なら生き残っていけるのかもしれない。
関心があったのは、次の二点。
第一には、新聞作りの現場ということ。どんな機材で、どんなソフトで、新聞を作っているのか、このあたり画面に映っただけの範囲でも、かなり面白かった。新聞作りは、そう最新鋭の機材を使うということではないだろうが、しかし、時代に合わせて、機材を選んで使っているようだ。
第二には、震災ということ。三月一一日の紙面づくりをメインに追っていたが、まだ大船渡には、震災の記憶が残っている。一方、それを知らない、若い人たちも育ってきている。たしかに記憶の継承ということは重要かもしれないが、だが、その一方で、確実に時代が変わってきていることを感じる。
そういえば、二〇一一年のあの日、たまたま私は家にいてテレビを見ていた。津波の被害のリアルタイムの中継映像を見ていた。このような経験も、もう過去のものになっていくのだろうと思う。
2023年4月22日記
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