ブラタモリ「下北沢」2023-04-28

2023年4月28日 當山日出夫

ブラタモリ 下北沢

以前、東京に住んでいた時、下北沢は特に行くところではなかった。学生のころのことだから、ほぼ半世紀前のことになる。

だが、一回か二回、行ったことがあるだろうか。たぶん、「ぴあ」を手にして、映画でも見に行ったのだろうと思う。行ったことは憶えているのだが、確かな記憶というものはなり。そこで、人と会ったとか飲食したという記憶もない。

なんとなくごちゃごちゃした入り組んだ街であったという印象が残っている。

だが、下北沢が東京における若者の街であるということは、知識としては知っていた。しかし、どうして若者の街になったかは、特に考えることもなく過ぎてしまっていた。

面白かったのは、第二山手線の計画。おそらく、鉄道に詳しい人には知られていることなのだろうが、興味深かった。たしかに、東京の山の手、西側の地域は、南北の交通が不便である。いったん、渋谷とか新宿とか池袋とかに出ないといけない。このようなことの不便さは、すでに昔の人も強く思っていたことになる。

それにしても、日記の専門店は面白い。このような店があるのも、下北沢ならではのことであろう。

江戸時代の下北沢がどんなふうであったかも面白かった。ただ、それが、今日のような若者の街になったのは、もうちょっと理由がありそうである。下北沢の戦後文化史というあたりに触れられているとよかった。

2023年4月23日記