100カメ「メタバース2」 ― 2023-05-26
2023年5月26日 當山日出夫
100カメ メタバース2
世の中いろいろであると思う。変わるようでいて変わらないところもあり、劇的に変わってしまうと思うところもあり。
なるほど今のメタバースの世界とはこんなものかと感心して見るところが一つ。
だが、このような仮想空間に遊ぶということは、昔のパソコン通信の世界においてもあり得た話しである。私などは、経験的に、昔からさほど変わってきてはいないと感じるところがある。特に、非現実の仮想世界というものをどうとらえるかという人間の感性の部分では、そう昔と変わらないかという気もする。
一方で、近年の技術的進歩には目をみはる。技術の進歩が、仮想空間へのしきいを一気に下げたことはたしかである。
そのなかにあって、特に高齢者がメタバースの世界を利用するというのも興味深い。これからの人生の時間の使い方の選択肢の一つになっていくことだろう。
アバターが、もう一つの擬似的な自己になっていくあたりは、これは、昔からあったことだろうと思うが、メタバースの登場によって、より深刻な問題になっていくのかもしれない。
この番組のなかでは言及がなかったが、次に考えなければならない問題は、AIがメタバースの世界のなかに登場してきたとき、いや、すでにあるのかもしれないが、これから、どうなっていくことになるだろうか。人間とAIが仮想空間で対面するということを、どう捕らえればいいのか。興味がつきない。
現状のSNSの世界から、メタバースの世界に移行する人もいるだろう。また、一方で、「現実」の世界に踏みとどまっていたいと思う人もいるだろう。いずれにせよ、「現実」とは何か、身体性について、再考しなければならない時代になったことは確かである。
2023年5月24日記
100カメ メタバース2
世の中いろいろであると思う。変わるようでいて変わらないところもあり、劇的に変わってしまうと思うところもあり。
なるほど今のメタバースの世界とはこんなものかと感心して見るところが一つ。
だが、このような仮想空間に遊ぶということは、昔のパソコン通信の世界においてもあり得た話しである。私などは、経験的に、昔からさほど変わってきてはいないと感じるところがある。特に、非現実の仮想世界というものをどうとらえるかという人間の感性の部分では、そう昔と変わらないかという気もする。
一方で、近年の技術的進歩には目をみはる。技術の進歩が、仮想空間へのしきいを一気に下げたことはたしかである。
そのなかにあって、特に高齢者がメタバースの世界を利用するというのも興味深い。これからの人生の時間の使い方の選択肢の一つになっていくことだろう。
アバターが、もう一つの擬似的な自己になっていくあたりは、これは、昔からあったことだろうと思うが、メタバースの登場によって、より深刻な問題になっていくのかもしれない。
この番組のなかでは言及がなかったが、次に考えなければならない問題は、AIがメタバースの世界のなかに登場してきたとき、いや、すでにあるのかもしれないが、これから、どうなっていくことになるだろうか。人間とAIが仮想空間で対面するということを、どう捕らえればいいのか。興味がつきない。
現状のSNSの世界から、メタバースの世界に移行する人もいるだろう。また、一方で、「現実」の世界に踏みとどまっていたいと思う人もいるだろう。いずれにせよ、「現実」とは何か、身体性について、再考しなければならない時代になったことは確かである。
2023年5月24日記
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