ブラタモリ「大阪・梅田」 ― 2023-06-12
2023年6月12日 當山日出夫
ブラタモリ 大阪・梅田
梅田にはこのごろとんと行っていない。この前行ったのは、もう一〇年以上も前のことになるだろうか。行く気がしない。道に迷うからである。梅田に行って、道に迷わなかったためしがない。
だが、地下街などを歩いている人たちを見ると、そう迷いもせずに目的地にむかっているようだ。不思議でならない。
梅田がカオスになったのは、簡単に言ってしまえば、無秩序な都市計画、特に鉄道路線、駅の建設に起因するのだろうとは思うが、番組では、大阪駅以外の駅については、まったく触れることがなかった。まあ、これもその他の鉄道の駅について考えていけば、それだけで番組が終わってしまう。
ともあれ、明治のむかし、駅というのは都市部に住む人びとからは嫌われる存在であった。概ね、郊外の辺鄙なところにつくられた。その後、駅を中心にして街を作っていくということで、これは様々な都市で、いろんな問題を引き起こすことになる。
『曽根崎心中』は久々に目にしたかと思う。若いときは、東京の国立劇場に文楽の公演を見に行ったりで、身近な存在であった。むしろ今の方が、離れてしまっているかもしれない。(もう、文楽を見に行こうという気もおこらないでいる。)
ともあれ、江戸時代の昔は、「曽根崎心中」が起こるような辺鄙な場所であったということを確認しておけばいいのだろうと思う。
大阪の地盤沈下のことは、あまり記憶にない。しかし、そう言われてみると、大阪駅、梅田のあたりを歩くと、やたらと高低差がある。なるほどそういう事情があったのかと納得した次第でもある。
もう梅田に行くこともたぶんないだろうな、と思いながら見ていた。
2023年6月12日記
ブラタモリ 大阪・梅田
梅田にはこのごろとんと行っていない。この前行ったのは、もう一〇年以上も前のことになるだろうか。行く気がしない。道に迷うからである。梅田に行って、道に迷わなかったためしがない。
だが、地下街などを歩いている人たちを見ると、そう迷いもせずに目的地にむかっているようだ。不思議でならない。
梅田がカオスになったのは、簡単に言ってしまえば、無秩序な都市計画、特に鉄道路線、駅の建設に起因するのだろうとは思うが、番組では、大阪駅以外の駅については、まったく触れることがなかった。まあ、これもその他の鉄道の駅について考えていけば、それだけで番組が終わってしまう。
ともあれ、明治のむかし、駅というのは都市部に住む人びとからは嫌われる存在であった。概ね、郊外の辺鄙なところにつくられた。その後、駅を中心にして街を作っていくということで、これは様々な都市で、いろんな問題を引き起こすことになる。
『曽根崎心中』は久々に目にしたかと思う。若いときは、東京の国立劇場に文楽の公演を見に行ったりで、身近な存在であった。むしろ今の方が、離れてしまっているかもしれない。(もう、文楽を見に行こうという気もおこらないでいる。)
ともあれ、江戸時代の昔は、「曽根崎心中」が起こるような辺鄙な場所であったということを確認しておけばいいのだろうと思う。
大阪の地盤沈下のことは、あまり記憶にない。しかし、そう言われてみると、大阪駅、梅田のあたりを歩くと、やたらと高低差がある。なるほどそういう事情があったのかと納得した次第でもある。
もう梅田に行くこともたぶんないだろうな、と思いながら見ていた。
2023年6月12日記
「赤い靴を履いて」 ― 2023-06-12
2023年6月12日 當山日出夫
ETV特集 赤い靴を履いて〜作家 有吉佐和子の問いかけ〜
有吉佐和子の作品のいくつか読んだと憶えている。が、そう熱心な読者ではなかった。
『華岡青洲の妻』は読んだ。『紀ノ川』は、どうだったろうか。『複合汚染』は読んだが、特に強い印象があったということはない。『恍惚の人』は読んでいない。
有吉佐和子が、今、再び注目されているという。今の時代において、かつて有吉佐和子が書いたようなテーマで、果敢にいどんでいく作家が少なくなったということなのかもしれない。
放送(録画であるが)を見ていて、出てこなかったのが、『悪女について』。これは私は傑作だと思って読んだのを憶えている。現代に生きる女性というものを、多面的に捕らえている。このような小説は、女性ならではのものかもしれない。(まあ、このような感想をいだくというのも、ある意味では問題なのかなとも思うが。やはり、男性とか女生とか、そういうことを抜きにして文学作品は評価されるべきだろう。)
『悪女について』は、文体論としても面白い。一人の作家が、どれほど多くの文体を変えて書けるものなのか、私個人としては、計量文体論の課題として面白い作品ではないかとかねがね思っている。
『非色』は、話題になっている本であるということは知っているのだが、さて、今の私としては、これを今から読んでみようという気にはならないでいる。が、これも、若い人は読んでおくべき作品であると言うべきだろうか。
2023年6月9日記
ETV特集 赤い靴を履いて〜作家 有吉佐和子の問いかけ〜
有吉佐和子の作品のいくつか読んだと憶えている。が、そう熱心な読者ではなかった。
『華岡青洲の妻』は読んだ。『紀ノ川』は、どうだったろうか。『複合汚染』は読んだが、特に強い印象があったということはない。『恍惚の人』は読んでいない。
有吉佐和子が、今、再び注目されているという。今の時代において、かつて有吉佐和子が書いたようなテーマで、果敢にいどんでいく作家が少なくなったということなのかもしれない。
放送(録画であるが)を見ていて、出てこなかったのが、『悪女について』。これは私は傑作だと思って読んだのを憶えている。現代に生きる女性というものを、多面的に捕らえている。このような小説は、女性ならではのものかもしれない。(まあ、このような感想をいだくというのも、ある意味では問題なのかなとも思うが。やはり、男性とか女生とか、そういうことを抜きにして文学作品は評価されるべきだろう。)
『悪女について』は、文体論としても面白い。一人の作家が、どれほど多くの文体を変えて書けるものなのか、私個人としては、計量文体論の課題として面白い作品ではないかとかねがね思っている。
『非色』は、話題になっている本であるということは知っているのだが、さて、今の私としては、これを今から読んでみようという気にはならないでいる。が、これも、若い人は読んでおくべき作品であると言うべきだろうか。
2023年6月9日記
ドキュメント20min.「35歳ディレクター、プロ野球監督になる」 ― 2023-06-12
2023年6月12日 當山日出夫
ドキュメント20min. 35歳ディレクター、プロ野球監督になる
日曜深夜の番組である。録画しておいて翌日以降に見る。このところ、いくつか見ている。面白い。そんなに潤沢に予算をかけて作った番組ではないのだが、社会のある片隅を、興味深く切り取って描いている。
この回は、NHKのディレクターを辞めて、プロ野球の独立リーグの監督になった人の話。
NHKのディレクターのときからは、年収が三分の一になったという。しかも子供も二人目が生まれるという。その決断にはかなりの勇気がいっただろう。勇気というのは、適当ではないかもしれない。だが、大きな決断であったことは確かである。
私は野球にはまったく関心がないので、プロ野球独立リーグというものがあるのを、この番組で初めて知った。プロのスポーツといっても、先日放送していた、「100カメ」のJリーグの川崎フロンターレなどとは、まったく違う。しかし、プロはプロである。
なるほどなあ、こんな人生の選択もあるのかな、と思っていたのが半分。残り半分は、独立リーグへの興味。しかし、面白かった。登場していた選手も個性的であった。
20分の短い番組であるが、これからも続くといいと思っている。
2023年6月12日記
ドキュメント20min. 35歳ディレクター、プロ野球監督になる
日曜深夜の番組である。録画しておいて翌日以降に見る。このところ、いくつか見ている。面白い。そんなに潤沢に予算をかけて作った番組ではないのだが、社会のある片隅を、興味深く切り取って描いている。
この回は、NHKのディレクターを辞めて、プロ野球の独立リーグの監督になった人の話。
NHKのディレクターのときからは、年収が三分の一になったという。しかも子供も二人目が生まれるという。その決断にはかなりの勇気がいっただろう。勇気というのは、適当ではないかもしれない。だが、大きな決断であったことは確かである。
私は野球にはまったく関心がないので、プロ野球独立リーグというものがあるのを、この番組で初めて知った。プロのスポーツといっても、先日放送していた、「100カメ」のJリーグの川崎フロンターレなどとは、まったく違う。しかし、プロはプロである。
なるほどなあ、こんな人生の選択もあるのかな、と思っていたのが半分。残り半分は、独立リーグへの興味。しかし、面白かった。登場していた選手も個性的であった。
20分の短い番組であるが、これからも続くといいと思っている。
2023年6月12日記
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