『街道をゆく 本所深川散歩、神田界隈』司馬遼太郎/朝日文庫 ― 2023-06-30
2023年6月30日 當山日出夫

司馬遼太郎.『街道をゆく 本所深川散歩、神田界隈』(朝日文庫).朝日新聞出版.2009
https://publications.asahi.com/kaidou/36/index.shtml
もとは、一九九〇年から九一年、「週刊朝日」連載。
「本郷界隈」につづいて読んだ。連載の順番からいうと、こちらの方が先になる。
本所深川あたりには、ほとんど土地勘がない。東京に住んでいるときも、隅田川を見たことはほとんどなかったと思う。
しかし、江戸から東京の歴史を考えるとき、この地域は重要である。
司馬遼太郎が、落語好きであるということを、この本を読んで初めて知った。随所に落語のことが出てくる。
神田は神保町のあたりが話しの中心となる。岩波書店のこと、岡茂雄の『本屋風情』のこと、反町茂雄のことなどが出てくる。神田が、明治から学校の街であり、それにともなって本の街になった経緯が興味深く綴られる。このあたりは、東京のなかでもよく知っている地域なので、面白く読んだ。
2023年6月29日記
https://publications.asahi.com/kaidou/36/index.shtml
もとは、一九九〇年から九一年、「週刊朝日」連載。
「本郷界隈」につづいて読んだ。連載の順番からいうと、こちらの方が先になる。
本所深川あたりには、ほとんど土地勘がない。東京に住んでいるときも、隅田川を見たことはほとんどなかったと思う。
しかし、江戸から東京の歴史を考えるとき、この地域は重要である。
司馬遼太郎が、落語好きであるということを、この本を読んで初めて知った。随所に落語のことが出てくる。
神田は神保町のあたりが話しの中心となる。岩波書店のこと、岡茂雄の『本屋風情』のこと、反町茂雄のことなどが出てくる。神田が、明治から学校の街であり、それにともなって本の街になった経緯が興味深く綴られる。このあたりは、東京のなかでもよく知っている地域なので、面白く読んだ。
2023年6月29日記
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