『らんまん』あれこれ「ツチトリモチ」 ― 2023-09-17
2023年9月17日 當山日出夫
『らんまん』第24週「ツチトリモチ」
和歌山の白浜にある南方熊楠記念館に行ったのは、今年の春のことである。展示は面白いものであったが、さて、なかに牧野富太郎の名前が出てきていたかどうか憶えていない。牧野富太郎の「自叙伝」も読んだが、そのなかでも南方熊楠のことは大きくは出てきていなかったように憶えている。(といって、再度読みなおして確認しようとまでは思わないのだが。)
とはいえ、近代の博物学、植物学、それも在野における研究として、南方熊楠と牧野富太郎が重要な存在であることはまちがいない。南方と牧野とどのような関係にあったのか、これは興味深いことでもある。
ドラマでは、直接、南方熊楠を登場させるという脚本にはなっていない。出てくるのは、名前と書簡である。だが、その神社合祀に反対する活動については、強く言及するところがある。
時代の結果としては、南方の反対運動もあって、神社合祀は取りやめになることになる。
ドラマにおいて、万太郎は南方熊楠に深く共感するところがあるように描かれている。今でいう、環境保全、自然保護の発想である。このドラマであ、ナチュラリストしての万太郎ということで、描いていることになる。
それから、神戸の資産家の永守。史実としては、牧野富太郎は援助を受けることになって、標本を残すことができたことになるのだが、この経緯はこれからのことになるのだろうか。
このドラマも、残りわずかになってきた。万太郎と寿恵子との二人の生活をこれからどのように描くことになるのだろうか。楽しみに見ることにしよう。
2023年9月16日記
『らんまん』第24週「ツチトリモチ」
和歌山の白浜にある南方熊楠記念館に行ったのは、今年の春のことである。展示は面白いものであったが、さて、なかに牧野富太郎の名前が出てきていたかどうか憶えていない。牧野富太郎の「自叙伝」も読んだが、そのなかでも南方熊楠のことは大きくは出てきていなかったように憶えている。(といって、再度読みなおして確認しようとまでは思わないのだが。)
とはいえ、近代の博物学、植物学、それも在野における研究として、南方熊楠と牧野富太郎が重要な存在であることはまちがいない。南方と牧野とどのような関係にあったのか、これは興味深いことでもある。
ドラマでは、直接、南方熊楠を登場させるという脚本にはなっていない。出てくるのは、名前と書簡である。だが、その神社合祀に反対する活動については、強く言及するところがある。
時代の結果としては、南方の反対運動もあって、神社合祀は取りやめになることになる。
ドラマにおいて、万太郎は南方熊楠に深く共感するところがあるように描かれている。今でいう、環境保全、自然保護の発想である。このドラマであ、ナチュラリストしての万太郎ということで、描いていることになる。
それから、神戸の資産家の永守。史実としては、牧野富太郎は援助を受けることになって、標本を残すことができたことになるのだが、この経緯はこれからのことになるのだろうか。
このドラマも、残りわずかになってきた。万太郎と寿恵子との二人の生活をこれからどのように描くことになるのだろうか。楽しみに見ることにしよう。
2023年9月16日記
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