神田伯山のこれがわが社の黒歴史「(11)凸版印刷 泡沫の平成メタバース」2023-09-26

2023年9月26日 當山日出夫

神田伯山のこれがわが社の黒歴史 (11)凸版印刷 泡沫の平成メタバース

インターネットはかなり初期のころからのユーザである。(いや、それ以前のパソコン通信の時代から、使ってきている。)

凸版印刷のこのサービスのことは、知らなかった。

番組を見て思うこととしては、時代の流れよりいくぶん先を行きすぎていたということになるのだろう。3D仮想空間は、今でこそ一般的になってきているが、三〇年前には、まだ無理だったろうと思う。まだ、パソコン通信の延長としてのチャットという段階と考えていいのかもしれない。たしかに、一部の熱心なユーザはいただろうが、それが生活の中に根づいて、さらにビジネスとして展開するには、無理があったということになる。

番組では触れていなかったが、PCの性能や、通信環境ということもあるかもしれない。広告料収入に大きく依存する、現代のネットビジネスから見ても、やはり時代がまだそこまで追いついていなかったということになるだろう。

このサービスの撤退ということの要因に、携帯電話のことが指摘されていた。なるほど、そんな時代もあったと思う。時代的には、現代のスマーフォンより前のことになる。

ところで、私の専門にかかわるところでは、凸版印刷は、印刷博物館の会社である。ここには、何度か行ったことがある。また、デジタルアーカイブ事業は、これからのコンピュータと人文学研究において、重要な意味を持つものになっている。

さて、この番組は続くのだろうか。次回の予告がなかったが、どうなることか。出来れば続けていってもらいたい番組の一つである。

2023年9月21日記

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