ウチのどうぶつえん「ナゾなぞ!ウミウシワールド」2024-02-24

2024年2月24日 當山日出夫

ウチのどうぶつえん ナゾなぞ!ウミウシワールド

マイナーな番組なのだが、そこで登場するマイナーな生きものがとても面白い。今の私にとっては、NHKで最も気に入っている番組の一つである。

ウミウシを多く飼育している鹿児島の水族館である。しかも、飼育しているウミウシは、飼育員が自ら鹿児島の海でとってきたものである。だからこそ、というべきであろう、その生育の環境を把握することにもつながる。こういうことがあって、飼育が可能になり、また、繁殖にも成功した。

ウミウシを飼育するには、そのエサとなる生きものも飼育しなければならない。当たり前だが、ここから考えなければならないとなると、大変である。中にはウミウシしか食べないウミウシもいる。

ウミウシもこうやってみると、とても興味深い生きものである。

マンボウは、昔、志摩の水族館でみたのを憶えている。(たしか、もうなくなってしまったはずである。)海遊館は行ったことはあるが、かなり昔のことである。その尿と便を採取しているシーンなど、この番組ならではのものかもしれない。

2024年2月17日記

ザ・バックヤード「安佐動物公園 第2弾」2024-02-24

2024年2月24日 當山日出夫

ザ・バックヤード 安佐動物公園 第2弾

オオサンショウウオの話し。

この動物園ではオオサンショウウオの飼育と繁殖にとりくんでいる。三世代の繁殖に成功し、ここで生まれたオオサンショウウオは他の動物園にも行っているという。

まず、自然の観察から始まる。そして、それを生かした飼育環境をととのえる。さらに、そこで得た知見をもとに、自然環境のもとでの繁殖に取り組む。人工の巣穴を作る。非常に地道な活動であるが、これこそ動物園の役割の重要なところだと感じる。

オオサンショウウオは、これまで水族館や動物園で見たことはあると思うのだが、そんなにじっくりと観察するということはなかったのが、正直なところである。なるほど、オオサンショウウオの飼育には、背景にこんな仕事があってのことなのかと、非常に興味深かった。

それから、キリンの装具。以前、Eテレの「ウチのどうぶつえん」で、釧路の動物園で、交通事故で怪我をしたタンチョウの義足を作るというのを見たことを思い出す。動物園の仕事は、そこにいる動物たちの命を守ることにある。一般の来園者には見えないところでの仕事が、とても貴重なものであることが分かる。

2024年2月23日記