ETV特集「戦禍に言葉を編む」2024-03-03

2024年3月3日 當山日出夫

ETV特集 戦禍に言葉を編む

ウクライナのことをあつかった番組ということなのだが、しかし、これは普遍性がある。今、戦争があるのはウクライナだけではない。イスラエルとパレスチナのこともある。他にも、いくつかの国、地域で、戦闘が続いている。あまり報道されなくなったが、ミャンマーのこともある。さらには、自然災害で被害を被った人びとのことを思うことにもつながる。

ことばというものに関心がある人間にとって、いろいろと考えるところのある番組になっていたと感じる。

戦闘の場面とかは出てこないのだが、戦禍にある国の人びとの気持ちを、素直に(と言っていいだろうかためらうところはあるのだが)ことばで表している。なかで印象的だったのが「沈黙」。黙ってしまっている子供たちのことである。

番組を見ながらふと思いうかんだのが、能登半島の地震で被災した子供たちが歌っている「花は咲く」。NHKがこの歌を放送しなくなってからしばらくたつのだが、人びとの気持ちの中には生きのこっている。

『戦争語彙集』は買って読んでおくことにした。

2024年2月29日記

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