「それぞれの、園長さん。」 ― 2024-10-04
2024年10月4日 當山日出夫
ウチのどうぶつえん それぞれの、園長さん。
現在、動物園とか水族館の役割は、大きく変わってきている。
一つには、種の保存につとめること。できるなら繁殖をこころみ、また、他の動物園と協力して、遺伝的多様性を保つことも求められる。
二つには、動物を、本来の自然環境に近い状態で飼育し展示すること。来園したお客さんに、どのような自然環境でその動物がが生きているのかを実感してもらえるようにすること。
このような方向に向かってきている。
背景には、近年になってから、地球環境への関心のたかまりということもあるにちがいない。旧来の動物園から、変わろうとしている。
この回では、三人の動物園の園長さんをとりあげていたが、どの人もしかるべき方針のもとに仕事をしている。なかでも、最後に出てきた、故・佐藤哲也さんの功績は大きなものがあるのだろう。たぶん、動物園の業界のなかでは知られていても、このような取り組みを始めて実践した人がいたことは、たたえられ、また、その精神を継承していくべきことだろう。
ところで、番組のなかで「シートン動物記」の名前が出てきていた。私の年代なら(昭和三〇年生まれ)子どものときに読んだ本である。今から思えば、それは、児童向けにさらに縮約されたバージョンだったかと思うのだが。これは、今では、もう読まれないものになってしまっている。このあたりの事情については、光文社古典新訳文庫の『野生の呼び声』の解説を読んで知ったことでもある。動物を擬人化して、人間の感情で見るということは、もはや時代の流れではないことになるかと思う。動物の出てくる本ということでは、光文社古典新訳文庫『黒馬物語』は買ってあるのだが、まだ読んでいない。これも、子どものときに読んだ本の一つである。
2024年10月1日記
ウチのどうぶつえん それぞれの、園長さん。
現在、動物園とか水族館の役割は、大きく変わってきている。
一つには、種の保存につとめること。できるなら繁殖をこころみ、また、他の動物園と協力して、遺伝的多様性を保つことも求められる。
二つには、動物を、本来の自然環境に近い状態で飼育し展示すること。来園したお客さんに、どのような自然環境でその動物がが生きているのかを実感してもらえるようにすること。
このような方向に向かってきている。
背景には、近年になってから、地球環境への関心のたかまりということもあるにちがいない。旧来の動物園から、変わろうとしている。
この回では、三人の動物園の園長さんをとりあげていたが、どの人もしかるべき方針のもとに仕事をしている。なかでも、最後に出てきた、故・佐藤哲也さんの功績は大きなものがあるのだろう。たぶん、動物園の業界のなかでは知られていても、このような取り組みを始めて実践した人がいたことは、たたえられ、また、その精神を継承していくべきことだろう。
ところで、番組のなかで「シートン動物記」の名前が出てきていた。私の年代なら(昭和三〇年生まれ)子どものときに読んだ本である。今から思えば、それは、児童向けにさらに縮約されたバージョンだったかと思うのだが。これは、今では、もう読まれないものになってしまっている。このあたりの事情については、光文社古典新訳文庫の『野生の呼び声』の解説を読んで知ったことでもある。動物を擬人化して、人間の感情で見るということは、もはや時代の流れではないことになるかと思う。動物の出てくる本ということでは、光文社古典新訳文庫『黒馬物語』は買ってあるのだが、まだ読んでいない。これも、子どものときに読んだ本の一つである。
2024年10月1日記
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