ザ・バックヤード「長崎ペンギン水族館」2024-10-28

2024年10月28日 當山日出夫

ザ・バックヤード 長崎ペンギン水族館

この水族館のことは知らなかった。

日本にたくさんのペンギンがいるのは、かつて捕鯨をしていたころ、一緒に連れて帰ってきたことによる……と何かで見たような記憶があるのだが、実際にはどうなのだろうか。日本の水族館の多くにはペンギンがいる。

ペンギンの羽根に輪っかをつけて、個体識別するというのは知っていたことであるが、一〇種類の色を二つつけるとすると、かなりの数のペンギンの識別が可能になる。

ペンギンの個体ごとに、調理するエサも違う。まるのまま与える場合もあれば、骨をとっておく場合もあるし、三枚におろして与えることもある。う~ん、なんだか人間よりも贅沢な食べ方をしているような気がする。が、これも、個別のペンギンごとに、日頃から体調などの観察を続けているからこそできることなのだろう。

海に連れていって泳がせている。これは、とても面白い。たしかに野生のペンギンは海で泳いでいるのだから、海が近くにあるのなら、そこで泳がせるのは妥当なことにはちがいない。

受精卵移動は非常にいいこころみだと思う。飼育下にあるペンギンの遺伝的多様性を確保するためには、これからはこのような取り組みが必須になってくるにちがいない。ペンギンに負担をかけることなく、飼育を維持できればいいということになる。

2024年10月25日記

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