偉人の年収「政治家 勝海舟」2024-12-04

2024年12月4日 當山日出夫

偉人の年収 How much ? 政治家 勝海舟

番組のタイトルを書いてみて、勝海舟は「政治家」なのだろうか、という気がする、しかし、そうでなければ何なのかと思うことになる。海軍を作った人物ではあるが、軍人ということでもない。

若いとき慶應義塾大学の学生だったので、田町の駅を利用していた。改札を出て三田の方へ行くのに階段を降りる。その途中、ビルの壁に、勝海舟と西郷隆盛の会談の様子を書いたレリーフがあった。立ち止まってじっくりと見ることはなかった。(それも、今では、三田の再開発でどうなってしまったのだろうか。)

『氷川清話』は、学生のころに読んだと憶えている。それから、国語学を勉強すると、『夢酔独言』のことを知ることになった。勝海舟の父親の勝小吉の書いた自伝である。江戸時代の武士のことばの資料として、有名なものである。

幕末のころをあつかったドラマでは、勝海舟はよく登場する。それも、非常に重要な人物としてである。たしかに、幕末維新史を考えるときには、勝海舟の存在は大きいことになるにちがいない。

それから、江藤淳が勝海舟を非常に高く評価していたことを思い出す。

明治になってから伯爵になったことは知っていたが、その生活ぶりはどんなものだったか、興味深い。もと幕臣として、その生き方を貫いた人物ということはできるのだろう。

なお、勝海舟が登場する作品としては、坂口安吾の『安吾捕物帳』がある。日本のミステリにおける傑作といってよい作品である。

2024年12月3日記

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