「ふたりの、終われない夜」2025-01-18

2025年1月18日 當山日出夫

ドキュメント20min. ふたりの、終われない夜

西村賢太は、名前をかろうじて知っているぐらいである。伊藤雄和については、まったく知るところがなかった。

今では、無頼派とか破滅型とかいうことばも過去のものになってしまっている。だが、これが、いわゆる文士のスタンダードであった時代も、かつてあった。現代におけるそのような人間を探しもとめることは、もう難しいのかもしれない。

ドキュメンタリーの手法としては、ナレーションによる説明などは無しにして、登場人物のことばだけで作るということになっているが、映像としても、かなり凝った映像表現になっている。無頼派を描くということであるが、番組の作り方としては、オーソドックスな作り方になっていると、私は感じた。

西村賢太の『苦役列車』は、読んでいない。Kindle版があるので、読んでおこうかと思う。

どこで撮影したのか。背景に本棚があって、酒が飲めるところである。たぶん、業界関係者なら、すぐに分かるところなのだろう。

2025年1月14日記

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