ドキュメント72時間「冬の新潟 ドライブスルーの先に」2025-01-27

2025年1月27日 當山日出夫

ドキュメント72時間 冬の新潟 ドライブスルーの先に

見ていて何よりも気になったのは、この店のビジネスの方式である。

ドライブスルーがあるのはいいとしても、店内を見ると、接客の店員はいない。セルフで注文して支払いもすませて、自分の席に持って行って食べる。使っている食器は、プラスチックの使い捨て。水のコップもない。まあ、ショッピングセンターのフードコートの方式なのであるが、このような方式で、人件費などの経費を節約しないと、この地域でこの値段で商売するのは無理なのだろう。また、給料を上げたからといって、働いてくれる人もいなのかとも思える。全国的に、このようなスタイルの店がどんどん増えていくことになるだろう。昔ながらに、ウェイトレス(もう、このことばは死語である)が注文をきいて、コップの水を持ってきてくれるという方式の店舗は、贅沢というべきかもしれない。その他、タブレットで注文をして、ロボットが席まで料理を持ってくる、こういう店も、私の住んでいる近くにもある。

マッチングアプリで知り合った二人についても、今の時代は、こういう時代になったのだなあ、ということである。

長岡ぐらいの都市であっても、農業の後継者は難しいところがあるらしい。これは、日本全体としての、構造的な問題なので、どうしようもない。

この番組で描かれたような人びとの暮らしは、おそらく日本中のいろんな地方都市とその周辺に見られることであると思う。

ところで、焼きそばにミートソースをかけたものを「イタリアン」というのはいいとしても(私は、この番組で初めて知った)、普通に言うイタリア料理のことを、新潟の人は、何と言っているのだろうか。純然と、日本語学としての興味であるが。

2025年1月25日記

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