NHKスペシャル「ディープオーシャン 幻のシーラカンス王国」2025-03-06

2025年3月6日 當山日出夫

NHKスペシャル ディープオーシャン 幻のシーラカンス王国

シーラカンスが、海の奥深くで群れをなしているというのは始めて見た。これはすごい映像だと思う。

いろいろ面白かったのだが、番組の中でまったく言っていなかったこととして気になるのは、潜水艇の構造とか性能である。どうやって、どんなふうに作ってあるのだろうか。どれぐらいの深さまで、何時間ぐらい潜っていられるのだろうか。これは、どこが作ったのだろうか。こういうことが、気になってしかたがない。

人が乗った潜水艇が海にもぐって動いている様子が映っていたのだが、これは、無人の潜水艇を使って撮影したということでいいのだろうか。

番組のなかで、かなり注意して使っていたと思われるのが、「進化」ということばである。シーラカンスは、生きた化石、という言われる。四億年ぐらい前から、ほとんど同じ姿をしているらしい。では、シーラカンスは、進化を止めた生きものということになるのか、あるいは、それなりに生息環境に適応して生きのびてきた、そのために、体の構造や行動にいくらかの変化はあった……それを、進化と言っていいことなのだろうか。

このあたりのことを、生物学、進化論を専門とする研究者は、どう考えることになるのだろうか。科学番組としては、こういうところを、掘り下げて作ってあると、より興味深いものになったと思う。

2025年3月4日記

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