Asia Insight 「奮闘する女性起業家たち〜カンボジア〜」2025-03-11

2025年3月11日 當山日出夫

Asia Insight 奮闘する女性起業家たち〜カンボジア〜

こんなことを言うと叱られそうなことになるのかとも思うが、女性の社会進出が進むと子どもの数が減る……別に女性がこうあるべきだとかという議論とは別に、一般的に、世界的に起こっていることである。『人口で語る世界史』(ポール・モーランド)。

番組で映っていた限りではということになるが、ネイル店で働く女性も、お菓子を作っている女性も、子どもは一人だけのようである。カンボジアの、人口予測は、いったいどうなのだろうか。カンボジアが、平均年齢の若い国であると言っていたが、これは、年寄りが、かつての内戦のせいでたくさん死んでしまったから、ということもあるだろう。そして、まだ、先進諸国に比べれば出生率が高い方なのかとも思える。(Copilot に聞いてみたら、カンボジアの出生率は、2を超えているが、それでも、低下傾向にあるという。2を下回れば、確実に人口は減っていくことになる。おそらくそれは時間の問題だろう。)

ネイル店で働く女性の夫の仕事は、トゥクトゥク……三輪のタクシーという理解でいいだろうか……の運転手だが、その自動車の車体には、漢字が書いてあった。何が書いてあったかまでは判読できなかったが、おそらくは、中国人向けということなのだろうと思う。カンボジアの経済における、中国の存在感とはどれぐらいのものなのだろうか。

カンボジアでは、食事のときにスプーンで御飯を食べる。また、食卓の丸いテーブルの上には、回る丸い台がある。日本の中華料理店で見るスタイルのテーブルである。これが、カンボジアでも使われている。(こういうことは、映像で見るから、そういうこともあるのかと思うことでもある。)

トウモロコシを油であげたスナック菓子は、たくさん食べるとあまり体にいいとは思えないけれども、どういう味付けなのだろうか。

街中の小さなネイル店がやっていけるのは、お客さんが来てくれるからであり、これは、おしゃれをする女性か増えたということになる。これは、外で働く女性が増えたということでもあろう。お客の多くは、近くの飲食店の女性従業員だと言っていた。これは、都市部で外で働く女性が増えたので、おしゃれ関係のビジネスも繁盛するということになる。

番組としては、カンボジアで働くたくましい女性というイメージであったが、その背景には、まだこれから経済成長をしようとしている、その可能性がある、カンボジアの社会ということであり、そして、同時に、かつての内戦の傷跡をいまだにかかえている社会でもある、ということになる。

さらに気になることとしては、カンボジアでの、女性の高等教育進学は、どのような状況になっているのだろうか、ということがある。場合によっては、中国とか、あるいは、アメリカに留学する、ということになるのだろうか。

2025年3月6日記

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