BSスペシャル「古代エジプトの謎を追え 〜挑戦者たちのバトン〜」 ― 2025-06-10
2025年6月10日 當山日出夫
再放送である。最初は、2024年9月19日。
BSスペシャル 古代エジプトの謎を追え 〜挑戦者たちのバトン〜
エジプトのピラミッドなど古代遺跡の発掘については、たくさんの逸話や裏話がある。現代では、発掘された遺物は誰のものか、という議論もある。
だが、まあ、そういう小難しい話しはさておき、興味深いエピソードをならべてうまくまとめてあるという印象である。こういう作り方もあっていいだろう。(しかし、私としては、裏話とか秘話とか、発掘の権利関係とか、資金の出所とか、そういう話しの方が好きなのであるが。)
一番興味深かったのは、宇宙からの素粒子を観測して、ピラミッドの中にまだあるかもしれない部屋を探そうというこころみ。こういうのは、技術の進歩によって、どんどん新しい手法が生まれてくる。もし、未発見の部屋が見つかったとしても、そこにいたる通路をどうやって探すのかという、次の難題があるかもしれない。
遺物の顔の形から、AIで古代の人物の顔を復原推定するというのは興味深い。このような手法は、応用の方向としては、現在に残る絵画資料などをつかって顔や姿を推定復元するということがあるかとも思う。これからいったいどのような展開があるだろうかと思う。
2025年6月6日記
再放送である。最初は、2024年9月19日。
BSスペシャル 古代エジプトの謎を追え 〜挑戦者たちのバトン〜
エジプトのピラミッドなど古代遺跡の発掘については、たくさんの逸話や裏話がある。現代では、発掘された遺物は誰のものか、という議論もある。
だが、まあ、そういう小難しい話しはさておき、興味深いエピソードをならべてうまくまとめてあるという印象である。こういう作り方もあっていいだろう。(しかし、私としては、裏話とか秘話とか、発掘の権利関係とか、資金の出所とか、そういう話しの方が好きなのであるが。)
一番興味深かったのは、宇宙からの素粒子を観測して、ピラミッドの中にまだあるかもしれない部屋を探そうというこころみ。こういうのは、技術の進歩によって、どんどん新しい手法が生まれてくる。もし、未発見の部屋が見つかったとしても、そこにいたる通路をどうやって探すのかという、次の難題があるかもしれない。
遺物の顔の形から、AIで古代の人物の顔を復原推定するというのは興味深い。このような手法は、応用の方向としては、現在に残る絵画資料などをつかって顔や姿を推定復元するということがあるかとも思う。これからいったいどのような展開があるだろうかと思う。
2025年6月6日記
所さん事件ですよ「2千人が大行列!なぜ今“怪談ブーム”?」 ― 2025-06-10
2025年6月10日 當山日出夫
怪談がブームということは知らなかった。
ちょっと前のことになるが、NHKのEテレだったと思うが、「業界怪談」という番組をやっていたことがある。これは、いろんな業界の人たちが実際に体験した話しをもとにしていたものだが、なるほどこういう業界ならこういう体験があってもおかしくはないなあ、と思いながら見ていたことがある。
YouTubeで「怪談」で検索してみたら、たくさんある。また、Amazonで「怪談」で検索してみても、たくさんの本が出ている。無論、小泉八雲の『怪談』が出てくるのは当然としても、それ以外にいっぱいある。
そういえば、昔、学校の怪談、というのがはやったことを思い出す。これについては、「ダークサイドミステリー」で取りあげていたのを見ている。
怪談というのは、いろいろと形をかえて昔から今にいたるまでつづいてきている。古くは、日本文学のなかでは『日本霊異記』があり、『今昔物語集』(巻二七)がある。それから、柳田国男の仕事のなかには、怪談にかかわるものもある。『遠野物語』は、怪談ということではないかもしれないが、視点を変えればある種の怪談ともいえなくはない。最近では、ネット怪談ということもある。
これらが、伝統的な話芸である、落語や講談ということではなく、ごく普通の人たちによって語られ聞かれる、それにファンが殺到している、というのは、とても面白い。番組のなかでは、民芸ということばで言っていたが、民俗学用語としては、昔話や伝説ということになり、あるいは、いわゆる民話ということになるのかもしれない。
心霊スポットをめぐるタクシーの話しは、面白い。(タクシー業界には、いろんな怪談がありそうである。)
NHKは、「業界怪談」をリニューアルして作ることはないだろうか。これは、かなり、番組の作り方としてはテクニックが必要ということになるだろうが。これからのテレビ番組は、素人の話のなかに面白いものを見つけていく、(プロがプロのアイデアで作るのではなく)ということが必要かもしれない。
2025年6月8日記
怪談がブームということは知らなかった。
ちょっと前のことになるが、NHKのEテレだったと思うが、「業界怪談」という番組をやっていたことがある。これは、いろんな業界の人たちが実際に体験した話しをもとにしていたものだが、なるほどこういう業界ならこういう体験があってもおかしくはないなあ、と思いながら見ていたことがある。
YouTubeで「怪談」で検索してみたら、たくさんある。また、Amazonで「怪談」で検索してみても、たくさんの本が出ている。無論、小泉八雲の『怪談』が出てくるのは当然としても、それ以外にいっぱいある。
そういえば、昔、学校の怪談、というのがはやったことを思い出す。これについては、「ダークサイドミステリー」で取りあげていたのを見ている。
怪談というのは、いろいろと形をかえて昔から今にいたるまでつづいてきている。古くは、日本文学のなかでは『日本霊異記』があり、『今昔物語集』(巻二七)がある。それから、柳田国男の仕事のなかには、怪談にかかわるものもある。『遠野物語』は、怪談ということではないかもしれないが、視点を変えればある種の怪談ともいえなくはない。最近では、ネット怪談ということもある。
これらが、伝統的な話芸である、落語や講談ということではなく、ごく普通の人たちによって語られ聞かれる、それにファンが殺到している、というのは、とても面白い。番組のなかでは、民芸ということばで言っていたが、民俗学用語としては、昔話や伝説ということになり、あるいは、いわゆる民話ということになるのかもしれない。
心霊スポットをめぐるタクシーの話しは、面白い。(タクシー業界には、いろんな怪談がありそうである。)
NHKは、「業界怪談」をリニューアルして作ることはないだろうか。これは、かなり、番組の作り方としてはテクニックが必要ということになるだろうが。これからのテレビ番組は、素人の話のなかに面白いものを見つけていく、(プロがプロのアイデアで作るのではなく)ということが必要かもしれない。
2025年6月8日記
ブラタモリ「東京・三軒茶屋▼三茶の発展は江戸の流行が鍵!?三軒の茶屋は今」 ― 2025-06-10
2025年6月10日 當山日出夫
ブラタモリ 東京・三軒茶屋▼三茶の発展は江戸の流行が鍵!?三軒の茶屋は今
三軒茶屋を「サンチャ」と略していうのは、テレサ・テンが歌った『スキャンダル』の歌詞で出てくる。1996年の歌である。この歌に、新宿歌舞伎町とか銀座とかが出てこないのは、そういう時代の流れのなかにあったと思い出すことになる。
東京に住んでいるとき、三軒茶屋には行ったことがないと思う。通り過ぎたことがあったかどうかである。あまりこちらの方面に用事があったということはない。
三叉路は魅力的であるが、三軒茶屋の三叉路が、結局は同じところにたどりつく、大山詣での道であるというのは、面白い。それほど、世田谷と江戸市中の往来が激しかったということでいいのだろうか。あるいは、大山詣でに専用の道を必要とするぐらい、人びとがおしかけたということなのだろうか。
三軒茶屋ということで、昔は、三軒の茶屋があったということらしい。大山詣でのルートということは、当然ながら、その帰り道ではいろいろと遊んで帰ることになっただろうから、誘惑の多い町だったということかとも思う。番組のなかでは、ただ茶屋と言っていただけで、それ以上、具体的には語っていなかったけれど。
興味深いの三角地帯として出てきていた、昔の闇市の面影をとどめて地域。このような界隈、飲み屋ならやっていけるだろうが、瀬戸物屋が商売になるとは、ちょっと思えない。おそらくは、かなりの不動産があって、それの収入でやっていけるから、元からあった店をそのまま、もうからなくても継続して維持している、ということではないかと思う。このような地域での、商売と土地の権利との関係ということでは、いろいろと面白いことがありそうである。そもそも、なぜ、この地域が昔の闇市であったのか、ということも気になる。(東京の闇市については、いくつか研究が出ていることは知っているのだが。)
2025年6月9日記
ブラタモリ 東京・三軒茶屋▼三茶の発展は江戸の流行が鍵!?三軒の茶屋は今
三軒茶屋を「サンチャ」と略していうのは、テレサ・テンが歌った『スキャンダル』の歌詞で出てくる。1996年の歌である。この歌に、新宿歌舞伎町とか銀座とかが出てこないのは、そういう時代の流れのなかにあったと思い出すことになる。
東京に住んでいるとき、三軒茶屋には行ったことがないと思う。通り過ぎたことがあったかどうかである。あまりこちらの方面に用事があったということはない。
三叉路は魅力的であるが、三軒茶屋の三叉路が、結局は同じところにたどりつく、大山詣での道であるというのは、面白い。それほど、世田谷と江戸市中の往来が激しかったということでいいのだろうか。あるいは、大山詣でに専用の道を必要とするぐらい、人びとがおしかけたということなのだろうか。
三軒茶屋ということで、昔は、三軒の茶屋があったということらしい。大山詣でのルートということは、当然ながら、その帰り道ではいろいろと遊んで帰ることになっただろうから、誘惑の多い町だったということかとも思う。番組のなかでは、ただ茶屋と言っていただけで、それ以上、具体的には語っていなかったけれど。
興味深いの三角地帯として出てきていた、昔の闇市の面影をとどめて地域。このような界隈、飲み屋ならやっていけるだろうが、瀬戸物屋が商売になるとは、ちょっと思えない。おそらくは、かなりの不動産があって、それの収入でやっていけるから、元からあった店をそのまま、もうからなくても継続して維持している、ということではないかと思う。このような地域での、商売と土地の権利との関係ということでは、いろいろと面白いことがありそうである。そもそも、なぜ、この地域が昔の闇市であったのか、ということも気になる。(東京の闇市については、いくつか研究が出ていることは知っているのだが。)
2025年6月9日記
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