神田伯山のこれがわが社の黒歴史「ノジマ 慟哭!失意のエンペラー」2025-06-13

2025年6月13日 當山日出夫

神田伯山のこれがわが社の黒歴史 ノジマ 慟哭!失意のエンペラー

私が、今、この文章を書くのに使っているのは、VAIOであるが、VAIOをノジマが買ったというニュースを見たとき、いったいノジマって何の会社だろうと思ったのが正直なところである。(今のVAIOの前は、レッツノートを二台使っていて、その前はVAIOだったが、これは、無論SONYのときのことになる。このころ、デスクトップマシンもVAIOを使っていた。WindowsXPからVistaのころになる。)

社長がオーディオをお客さんに売るとき、何をお聞きですか、ジャズですか、と言って出てきていたのが、ビル・エヴァンスである。まあ、この時代の雰囲気としてはそうだろうなあ、と思う。あるいは、ジョン・コルトレーンでもいいのだが。(このような話しは、今の若い人にはわからないだろうけれど。)

その時代、家電を買うのに、月賦という時代だったことになる。もう今では月賦ということばも死語、あるいは、日本語学としては老人語ということになるかもしれない。

見終わって思うことは、やはり、会社はいったい誰のためにあるのか、という素朴な疑問である。具体的にいえば、東芝は誰のための会社なのか、フジテレビは誰のための会社なのか、USスチールは誰のための会社なのか、ということになる。

会社は誰のためにあるのか、それは、その会社の株を買って投資している資本家の利益のためである……いつのまにか、日本においても、こういう価値観が一般的になってきている。たぶん、これが、グローバルスタンダード、世界標準、ということなのだと思うが、しかし、日本においては必ずしもそうではなかった。なかには利益追求を第一とする考え方もあっただろうが、多くの日本の人びとは、もうちょっと違った感覚でとらえていた。これを、たとえば、「文明としてのイエ社会」というような概念で説明した時代もあったが、現在では過去のことになってしまっている。

2025年6月10日記

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