JAPAN DELISH「焼きそば」2025-07-29

2025年7月28日 當山日出夫

JAPAN DELISH 焼きそば

再放送である。最初は、2025年3月25日。

この番組は、『ソース焼きそばの謎』(塩崎省吾、ハヤカワ新書)を使っていることはたしかなことである。というよりも、この本が出たことをきっかけに、こういう番組を企画したということなのかと思ったりもする。

ソース焼きそばというのが、近代になってから、日本で独自に発達した料理であること、これはこれで、とても興味深い。今の生活で、日常のなかで当たり前になっているものが、以外と起源が新しかったりするというものは、食べ物のなかにたくさんあるだろうし、また、その他の生活の習慣で日常的に目にするもののなかにも、いっぱいあるにちがいない。一方で、いつのまに姿を消していっているものもある。

お好み焼き、ということに言及があったが、これは確かに『明治大正史 世相編』のなかに出てくる。最近、この本は、読みなおしてみた本である。Kindle版で読めるので、柳田国男など、昔読んだ本を、再度読んでみようと思っている。まさに、柳田国男が『明治大正史 世相編』で描きたかったことが、21世紀の現代の生活において、どうであるのか、どうであったのか、改めて問いなおしてみる価値はあるにちがいない。

富士宮焼きそばについて語っていたところで、駄菓子屋というのは、子どもを連れて大人が酒を飲めるところで、そこで焼きそばが手頃な食べ物であった……ということが語られていたが、なるほど、そういうものかと思って見ていた。

家庭で焼きそばを作るとき、フライパンで作ることもあるが、ホットプレートで作る場合もある。電気のホットプレートも、日本に住む人びとの生活を変えた、一つの電化製品であるにちがいない。これがなければ、焼き肉なども、一般家庭に普及することはなかっただろうし、それにともなって、焼き肉のタレ、という商品が生まれることもなかっただろう。

焼きそばが、今では、外国(欧米)でも食べられている、YAKISOBA、という日本食になっていることは、この番組で知った。あまり健康にいい食べ物という感じはしないけれど、手軽で美味しいことはたしかである。

日本では普通にある、焼きそばパン、というのは外国にもあるのだろうか。これも考えてみれば、摩訶不思議な食べ物である。あんパンの発明以上の発明かもしれない。

2025年7月26日記

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