『八重の桜』「同志の誓い」2025-12-08

2025年12月8日 當山日出夫

『八重の桜』「同志の誓い」

明治8年のころとしては、キリスト教禁教が解けてから、まだ時間がたっていない。このころのキリスト教の日本での布教ということは、実際はどうだったのだろうかと思う。

耶蘇、異国の邪教として忌避することもあったとは思うが、一方で、新しいもの好きとして、好奇心の対象でもあったかもしれない。

ただ、このドラマの中では、聖書が、英文のものを使っている。明治になって、文語体、あるいは、漢文を読み下したという体裁の聖書が、多く使われていたはずだと思うのだが、これは出てきていなかった。まあ、明治の初めごろであるから、英語の受業といっても、英文の書物をそのまま使うものであったろうから、英学校で聖書をそのまま英語のテキストとして使用することもあっても、いいだろうと思う。日本語版の聖書の歴史は、これはこれとして、研究のあるところであり、また、まだまだ研究の余地のあるところでもある。

八重が新島襄と結婚することについて、日本で最初のプロテスタントのと説明があったのは、昔の中世のキリシタンの時代のことが、あってのことになる。

西郷隆盛の私学校のことが出てきていた。西南戦争のことは、かならずしもこのドラマにとって必須のこととは思わないのだが、明治になって、日本が近代化の道を歩む過程を描くとすると、どうしても触れざるをえないということもあるのだろう。だが、それにしても、ドラマで描くとなると、どうしても西郷隆盛という人物は、ある種のステレオタイプになってしまうことは、いたしかたのないことかもしれない。

2025年12月7日記

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