これからの予定など2010-10-01

2010-10-01 當山日出夫

そんなに出かける用事があるというわけではないのだが、10月は、いろいろある。

来週の木曜日は、東京まで。研究会、といっていいのかな。

10月17日 訓点語学会(東京大学)

10月30日 情報処理学会/人文科学とコンピュータ研究会(CH研究会)(国立国語研究所)

これぐらい。とはいえ、週末が、何度かつぶれるのは、かなり厳しい。

11月になると、

11月6日 アート・ドキュメンテーション学会関西地区部会講演会(立命館大学、衣笠)

11月14日 アート・ドキュメンテーション学会 秋季研究発表会(同志社大学、寒梅館)

と、JADS(アート・ドキュメンテーション学会)の行事が連続してある。どちらも、京都で開催なので、いろいろと働かないといけない。いそがしくなりそう。

そうはいいながらも、ちくま文庫の水木しげる「ゲゲゲの鬼太郎」を読んだりしている。その昔、「少年マガジン」に「墓場の鬼太郎」で連載が開始されたときを、リアルタイムで記憶している世代。このとしになって、文庫本で読もうとは思ってもみなかったが、読み直してみると、いろいろなつかしい。

當山日出夫(とうやまひでお)

『ARG』のバックナンバー2010-10-02

2010-10-02 當山日出夫

永崎さんのコメントにも、あるように、『ARG』が、バックナンバーを読めるというのは、ありがたい。当初の予定では、学生に、『ARG』に登録させておいて、その最新版を、読んでいく・・・ということを考えていた。なれてくれば、学生自身に、その内容について、プレゼンテーションしてもらってもいいだろう。

ところが、どうも最近の『ARG』は、図書館問題に、かたよりすぎているきらいがなくもない。(まあ、強いて言えばの話しであるが。)昔のように、新発見のリソースの紹介、ということがめっきり少なくなって、いや、最近では、まったくなくなってしまった。

これは、後期授業のシラバスを書いたのが、もう、半年以上、一年近くになる前の話である。それから、考えると、やむをえないということもできる。

さて、どうしようか。

まず、「デジタルアーカイブ」ということから説明するように考えてみる。だいたい、インターネット上の学術リソースの大部分は、いわゆる「デジタルアーカイブ」という範疇にはいることが多い。

そして、それ以前に、そもそも「アーカイブズ」(文書館)とは何であるか、ということを簡単に説明する。そのうえで、最近、日本でつかわれるところの「デジタルアーカイブ」について概略説明する。たとえば、文化遺産オンラインの紹介などである。

そのうえで、時間を考えて、『ARG』のバックナンバーを読んでいくことにしようか、と今は、考えている。あるいは、Wikipediaでもいい。その解説文をきちんと読んでみる。インターネット上の「知」というものが、どんな性格を持っているものなのか、考えてみるきっかけにしたいのである。

10月~11月にかけて、さらに12月もいろいろ行事が多い。その合間をぬって、授業の準備である。

當山日出夫(とうやまひでお)

Word2010で教えることに2010-10-03

2010-10-03 當山日出夫

来年度から、パソコン教室が新しくなるらしい。現時点で、新しくなるということは、(現在は、XPマシンで、オフィス2003である)、たぶん、Windows7で、オフィスは2010、とういことになるのであろう。

で、ちなみに、学生に、今、自分が持っているパソコンは何であるかきいていみると、圧倒的に、VISTA以降のものが多い。すでに、Windows7で、Office2010という学生もいる。

いくらなれていて使いやすいからといって、そういつまでも、2003版を使い続けるわけにはいかないだろう。(個人で、自分だけで使うのなら、可能な限り使い続けるということもありえようが。)

そうなると、今年度、学校の教室では、2003版で教えながらも、同時に、2010版ではどうなるか、そのあたりも解説しないといけなくなってきている。そして、これが、かなり面倒なのである。とりあえず、去年までの教材を基本につかって、補助的に同じ操作を、2010版でするにはどうすればいいか、おまけのレジュメを作ることにする。その手間というか、操作の確認が、意外と時間がかかる。

しかも、このことが必要になるのは、今年度かぎり。次年度からは、さらに進んで、完全に2010版のみで教えれば、いいということになる。(場合によっては、旧2003版ではどうであるか、解説することがあるかもしれないが。)

とにかく学生の持っているパソコンについてみても、しかも、それも、Windowsマシンに限ってみても、いまは、いろんなバージョンが混在している。特定の機種の操作法を教えるのではなく、読みやすい、そして、アカデミックなスタイルの文書作成とはどんなものであるか、教えることを基本としているが、それでも、幾分は、特定のソフトの固有の機能について言及することになる。

このあたり、どうしようか・・・いろいろ考えるのである。

當山日出夫(とうやまひでお)

初期設定が11ポイントになっている2010-10-04

2010-10-04 當山日出夫

授業の準備で、あれこれと、新しいWord2010をいじっている。で、ふと気づいたのが、文字サイズの初期設定。たしか、2007版までは、10.5ポイントであったように記憶するのだが、見ると11ポイントになっている。

普通にページ設定すると、丈夫余白35ミリ、左右30ミリ、下30ミリ。38字の36行になっている。

これが一太郎だと、10.5ポイントで、上下左右30ミリ、40字・40行で、きれいにおさまるように、初期設定がなっている。

まあ、教えることとしては、初期設定のままから、自分の思い通りにページ設定を変更できるように、ということである。この意味では、初期設定などどうでもいいといえば、いいのである。しかし、そのままで文章を書くと、ちょっと日本語の文書作成としては、どうかなと感じないではない。(ともかく、目的に応じて、自在に設定の変更ができるようになってくれればいいのである。)

ところで、なんで、文字サイズの、10.5ポイントという、中途半端な数字が出てきているのだったかな。確か、日本における、パソコンの歴史、プリンタの歴史が、そこにはあったと記憶するのであるが、いまひとつ判然としない。

理由はともあれ、30ミリづつの余白をとって、40字40行で書けるというのは、日本語文としては、旧来の原稿用紙の枚数に換算しやすい。しかも、この程度が読みやすい。この意味では、非常にすぐれた設定であると思うのである。

當山日出夫(とうやまひでお)

JADSの行事が連続2010-10-05

2010-10-05 當山日出夫

直接、学会がかかわる行事だけでも、JADS(アート・ドキュメンテーション学会)の行事が連続してある。

10月9日 継承と活用:アート・アーカイヴの「ある」ところ 於:東京国立近代美術館

11月6日 関西地区部会 2010年度第2回(通算第106回)研究会案内 アルベール・ポワロ氏関西地区講演会 於:立命館大学

11月14日 2010年11月14日(日) 2010年度秋季研究発表会 於:同志社大学

そのほかに、個別の研究会活動など。さして規模の大きくない学会であるにも、かかわらず、なぜか、行事が多い。たいへんなのである。

しかし、それだけ、この分野に人が注目していてくれるということでもあるのだろう。これはこれでありがたいことである。それに今から計画しているのは、関西地区部会の来年の見学会。これも、オープンできる状況になったら、HPに形成した後、ここでも紹介したい。

當山日出夫(とうやまひでお)

五号活字2010-10-06

2010-10-06 當山日出夫

やはり、書いてみるものである・・・いろいろと、教えてもらえる。10.5ポイントというのは、ちょうど五号活字に該当する。一般的な日本での書籍組み版の文字サイズである。

どうもありがとうございました。

いま、東京。あれこれ用事があって、家に帰るのは、明後日になる予定。やっぱり、新幹線のなかで本を読むのは無理だったし、寝るのもできなかった。今日は、早くホテルで寝ることしよう。

京都で、授業してから、直接に東京までというのは、まあ、なれていないせいもあるのだろうが、ちょっとつかれる。

當山日出夫(とうやまひでお)

職人さんの仕事2010-10-08

2010-10-08 當山日出夫

東京の方にある用事できている。用件の内容は、いずれ、そのうちあきらかにできるだろう。で、つくづく感じることのひとつ。職人さんの仕事を見ているのは、楽しい・・・ということ。これは、個人差、個人の好みの問題もあるだろう。私は、というと、大好きである。大工さんが仕事をしているようなのは、一日、見ていてもあきない。

学術的な仕事でも、その根底をささえる部分で、職人さんの仕事というものはあるものである。今回の仕事が、どのように世にでることになるのか不明である。しかし、私の希望としては、その仕事を担当した業者名も、出してはいいのではないかとも、思える。

私が若いときの関係した仕事、『神田本白氏文集の研究』など、仕事にあたった職人さんについても、言及がある。その後、なかなか、類似の事例を見ないような気がする。

その一方で、本などで、最近の本は、DTPが誰によっているかが明記される(奥付)例が多くなってきている。一冊の本ができるまでにたずさわった人の労が報われるようににとは思うのである。

ふと、昔の学生のころのことを思い出して書いてしまった。

當山日出夫(とうやまひでお)

雨の日のひかり2010-10-09

2010-10-09 當山日出夫

ちょっと東京に行っていて、京都まで新幹線で帰ってきたら、雨がふっていた。窓から見える、夜景の光の感じがちがう。どこが、どう違うのかといわれてもこまるが、雨の日の光は違う。特に、道路を自動車がはしっていると、路面へのヘッドラップの反射がある。そして、全体に光の色調がちがう。

どうも、完全、書斎人間になってしまっているのか、家を出ると本が読めない。特に、列車の中などで、本を読むと、ものすごく目がつかれる。ひとつには、光源が一定しないせいもあるのだろう。本との距離も不安定なら、光も一定ではない。

単なる「なれ」の問題といってしまえば、それまでである。まあ、たまに、家を離れて列車に乗っているときぐらい、何も考えずにぼんやりしているのもいいだろう。

それにしても、水曜日に授業が終わってから直接、京都駅に行って……授業の準備など最低限のものだけもっていく。おわったら、すぐに、東京まで。なれている人ならどうってことないことなのだろうが、なれない人間にはつかれる。

来週も、また、学会である。

11月は、あれこれとあるが、場所は京都。遠くに出ることはない。ちょっと気楽にしていられる。

當山日出夫(とうやまひでお)

『ARG』447号の感想2010-10-10

2010-10-10 當山日出夫

『ARG』447号の感想である。現在までに、5076部になっている。このうちには、私の後期の授業の受講生の登録がふくまれているのはずである。本来は、『ARG』を順番に読んで、新発見のサイトの紹介などを順番に、学生と一緒に見ながら考えるということにしたかったのだが、そうもいかなくなっている。

まあ、シラバスを書いたのが、半年以上も前のことだから、しかたないといえば、しかたない。今後、学生と一緒に読んで、十分に理解できるような記事が掲載になれば、教室で一緒に読んでいこうと思っている。

今回の号。

・お願い「学術情報ネットワーク(SINET)を維持するためのパブリックコメントを」

・お知らせ「10月24日(日)、筑波で第2回Code4Lib JAPANワークショップを開催-岡崎市立中央図書館の問題に対応できる人材育成を目指す」

これは、どうみても、学生と一緒に読むには、問題が複雑すぎる。たしかに重要な問題であるということは理解できるのだが、これを、簡単に、学生に解説して、ざっくりとでも問題点の核心を把握させるだけの、ちからは、残念ながら、今の私では無理である。

たとえば、岡崎の図書館問題、正直いって、問題それ自体が、もう一つよく理解できていない。いったい何が問題であるのか。たしかに、いろんな問題点がここから浮かび上がってくることはわかるのであるが、では、そこから、一つをとりだして、これが問題である……と、学生に示すことは、とても難しいと思う。90分の授業時間、学生の図書館についての関心のあり方からすれば、多岐にわたる論点を解説していくことは、ちょっと無理だと思わざるをえない。

今の『ARG』の方向性は一つのあり方として、十分に価値がある。しかし、そうは思いながらも、以前のような、新発見サイトの紹介記事もほしいのである。やはり、授業では、基本的なことを教えつつも、いま、インターネットで何がおこっているのか、をリアルな感覚とととも、一緒に考えたいと思っている。

やはり、こうなると、自分でいろいろと探し回るしかない・・・そこに回帰することになるのであろうか。

當山日出夫(とうやまひでお)

さて今度は訓点語学会2010-10-10

2010-10-10 當山日出夫

こんど、東京に行くのは、訓点語学会。17日(東京大学)。

もう、つらいので、しばらく、これがすんだら家を出ないことにしたいなあ、と思っている。週末を学会・研究会でつかってしまうと、自分の時間がとれなくなる。授業の準備(レジュメをつくったり)がとどこおる。

新幹線のなかでまで、ノートパソコンで仕事をしたいとは思わない。逆に、家を離れたときぐらいは、コンピュータやインターネットから解放されたい気分でいる。まあ、なんとか、それができるぐらいの仕事量で、どうにかなっているのは、幸運なことなのであろう。

その次に東京に行くとなったら、「じんもんこん」(東京工業大学)の時になるだろうか。

當山日出夫(とうやまひでお)