フロンティア「南極海漂流 超巨大氷山A23aを追う」 ― 2026-03-26
2026年3月26日 當山日出夫
フロンティア「南極海漂流 超巨大氷山A23aを追う」
あの小さな帆船はいったいどういう人たち、組織で運航したものなのだろうか。まず、ここのところが明確でないし、航海や調査の目的や手法についても、なんだか分からないところが多い。
南氷洋は荒れる海だと思っているのだが、あえて小さな帆船で長距離を航海する意味はなんなのだろうか。船が小さいから、多くの精密な観測機器を積むことはできないはずである。今の時代であれば、とにかく電源が必要であるが、そういう設備が十分にあるとは思えない。
海水のサンプルを採取するのに、ダイバーが水中に潜って作業するということは、普通はあまりないだろうと思っているのだが、どうなのだろうか。海水サンプルを採取した位置(緯度経度と氷山との位置関係)と時間、水深は、重要な情報だろうが、網羅的、継続的に、氷山の周囲を調査したということなのだろうか。
氷山の海中の表面がデコボコになっているのは、面白いが、そうなる説明が、そうなのだろうかと思うところがあった。ちょっと説明不足かなという気がする。
南極全体でどれぐらいの氷があるのか、細かく分かるようになったのは、ここ20年ぐらいのことで、衛星画像の解析によってであるらしい。私としては、こういうことの舞台裏の事情、南極観測の技術の歴史、ということが知りたいことである。(こういうことこそ、フロンティア、というべきだろうか。)
氷山の上はいったいどうなっているのか、何にも言っていなかったのが、ちょっと気になる。
南氷洋の海底の地形について、どれぐらいのことが分かっているのだろうか。地形が分かっているのなら、島に衝突する前に、海底がはばんで、氷山が座礁することは、十分に予測できたことだろうと思われる。
フォークランド諸島というのを、久しぶりに目にした。私の年代では、領有権をめぐっての紛争で記憶している。今のところは、まだ英国領ということである。
南極の食物連鎖の頂点にいるのが、アザラシなどになるらしいが、見ていて思ったことは、食物連鎖の頂点よりも、底辺……つまりは、植物プランクトンということになるだろうが……これがゆたかでないと、全体の生態系がなりたたない。こういうことは、別に南氷洋だけではなく、他の地域においてもいえることであるにちがいないが。
現代の南極研究の最前線はどうなっているのだろうか(これまでの研究の蓄積をふくめて)、という気がしたことになる。
2026年3月24日記
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