ビストロボイス「ミュージカルと歌舞伎の声「城田優×山寺宏一×尾上松也」」 ― 2026-03-28
2026年3月28日 當山日出夫
声についてのマニアックな番組なのだが、しかし、芸談として見てもとても面白い。
日本のミュージカルの歴史ということは、いろいろとあるかと思うのだが、私の知識の範囲でいうならば、まず、その音楽に日本語の歌詞がのって自然に歌えるか、聞こえるか、ということがある。日本語の自然な流れをふまえて、これまでの、いわゆる古典芸能(歌舞伎のみならず、能楽、狂言、講談、落語など)、さらには、浪曲から、演歌、歌謡曲まで、さまざまな芸能のジャンルでの積み重ねががあってのことである。その伝統の流れがあって、ミュージカルで日本語がどう表現出来るのか、ということは、一つの挑戦だったかとも思う。
そもそも洋楽(こういう言い方は古めかしいが)に日本語の歌詞をつけることは、明治のころの賛美歌あたりからはじまったことにちがいないが、今、聞いてみて、どうみても賛美歌のメロディーに日本語があっていないと感じることは、多々ある。無理をしすぎていたということでいいだろうか。
こういうことは、浅草オペラや宝塚歌劇などの歴史をふまえて、研究のあるところだろうと思う。
役者さんの歌い方、演技が上手くなったこと、訳詞と音楽の違和感がなくなったこと、そして、観客がそういう音楽とことばの関係になじんできたこと、こういうことの総合的な結果として、今の日本のミュージカルはあるのだろうと思っている。
歌舞伎役者の人が、ドラマなどに出てくると、そのように演出していて、そのように演じているからなのだろうが、歌舞伎役者らしい、と感じるところがある。それは、何に起因するのだろうか。
2026年3月24日記
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