3か月でマスターする人体「(7)感染症との闘い」 ― 2026-03-07
2026年3月7日 當山日出夫
3か月でマスターする人体「(7)感染症との闘い」
人類の歴史は感染症に限らず、病気とのたたかいの歴史といってもいいにちがいない。感染症としては、ペスト、コレラ、スペイン風邪、それから、COVID-19のことが思いうかぶ。
病気の原因として、病原菌という細菌のことがつきとめられたのは、新しい。顕微鏡の発明・改良があってということになるだろう。ウイルスは、それよりもっと小さいので、電子顕微鏡でないと見ることはできない。(このところが、番組の説明では省略されていた。)
ウイルスというのが、すべて人間に悪さをするものではない。ウイルスは自然界にいっぱいいる。そのうちの一部が、人間に対して病気を引き起こすことになる。
ウイルスについては、生物と無生物の中間的な存在といわれる。気になるのは、こういう存在が、いつごろから地球上に存在して、それが、いままで生きながらえてきたのは、どういう事情によるのだろうか。進化とか、地球上の生物の生態系とか、こういうことから考えるとどうなのだろうかと思う。
ヒトの遺伝子にもウイルス由来のものが8パーセントあるということだったが、これは、地球上の生物の進化の過程で、どういうことがあったと考えることになるのだろうか。
免疫のことが出てきていた。おそらく、生命とは何か、ということを考えるときに、免疫ということが、重要なポイントになることは、そうなのだろうというぐらいの知識しかもっていない。自分自身と外部から入ってきたものとを、識別して、悪いやつをやっつける機能ぐらいにしか思っていないのだが、では、どうやって悪いやつを識別しているのだろうか。
これからも人類は感染症とのたたかいがつづく。未知のウイルスで、パンデミックになる可能性は、大いにあるということでいいだろう。自然界に人間が入りこむことが増え、そして、人間が集住している、人口密度が高い、ということが理由になる。
さすがに番組の中では言っていなかったが、COVID-19について、中国の武漢がからスタートして世界に広まったというのが、一般の理解でいいだろうと思うが、別に中国を批判するということではなく、中国の武漢という人口密度の高いエリアから発生して、それが、中国国内の人の流れに乗り、外国へ、世界へと広がっていったと考えると、なるほどと思うところもある。中国は、面積は広い国であるが、人が住むところは、都市部に集中的に多く住んでいる。それが、鉄道網や飛行機などで、相互にこまかく結ばれている。まさにパンデミックの起こりやすい条件が揃っているといっていいだろう。
アフリカで発生したエボラ出血熱などが世界に広まらなかったのは、逆に、アフリカの人口密度の低さと、交通網の未発達、ということで理解していいのだろうか。
2026年3月5日記
3か月でマスターする人体「(7)感染症との闘い」
人類の歴史は感染症に限らず、病気とのたたかいの歴史といってもいいにちがいない。感染症としては、ペスト、コレラ、スペイン風邪、それから、COVID-19のことが思いうかぶ。
病気の原因として、病原菌という細菌のことがつきとめられたのは、新しい。顕微鏡の発明・改良があってということになるだろう。ウイルスは、それよりもっと小さいので、電子顕微鏡でないと見ることはできない。(このところが、番組の説明では省略されていた。)
ウイルスというのが、すべて人間に悪さをするものではない。ウイルスは自然界にいっぱいいる。そのうちの一部が、人間に対して病気を引き起こすことになる。
ウイルスについては、生物と無生物の中間的な存在といわれる。気になるのは、こういう存在が、いつごろから地球上に存在して、それが、いままで生きながらえてきたのは、どういう事情によるのだろうか。進化とか、地球上の生物の生態系とか、こういうことから考えるとどうなのだろうかと思う。
ヒトの遺伝子にもウイルス由来のものが8パーセントあるということだったが、これは、地球上の生物の進化の過程で、どういうことがあったと考えることになるのだろうか。
免疫のことが出てきていた。おそらく、生命とは何か、ということを考えるときに、免疫ということが、重要なポイントになることは、そうなのだろうというぐらいの知識しかもっていない。自分自身と外部から入ってきたものとを、識別して、悪いやつをやっつける機能ぐらいにしか思っていないのだが、では、どうやって悪いやつを識別しているのだろうか。
これからも人類は感染症とのたたかいがつづく。未知のウイルスで、パンデミックになる可能性は、大いにあるということでいいだろう。自然界に人間が入りこむことが増え、そして、人間が集住している、人口密度が高い、ということが理由になる。
さすがに番組の中では言っていなかったが、COVID-19について、中国の武漢がからスタートして世界に広まったというのが、一般の理解でいいだろうと思うが、別に中国を批判するということではなく、中国の武漢という人口密度の高いエリアから発生して、それが、中国国内の人の流れに乗り、外国へ、世界へと広がっていったと考えると、なるほどと思うところもある。中国は、面積は広い国であるが、人が住むところは、都市部に集中的に多く住んでいる。それが、鉄道網や飛行機などで、相互にこまかく結ばれている。まさにパンデミックの起こりやすい条件が揃っているといっていいだろう。
アフリカで発生したエボラ出血熱などが世界に広まらなかったのは、逆に、アフリカの人口密度の低さと、交通網の未発達、ということで理解していいのだろうか。
2026年3月5日記
100分de名著「ヤスパース“哲学入門” (4)包括者とは何か?」 ― 2026-03-07
2026年3月7日 當山日出夫
100分de名著「ヤスパース“哲学入門” (4)包括者とは何か?」
ヤスパースの思想も、歴史の中で考えることになる。包括者という概念を作り出してきたのは、戦後のドイツにおいて、自分のおかれた立場を世界の中でどう位置づけるかということの、一つの答えとして、と理解していいのかとも思う。それが、普遍的な概念として、現代において読むことができるとしても、
世界の歴史の中で、責任を負う自己というものがあるからこそ、自由ということもある……こういってしまうと、ありきたりの考え方になるが、しかし、ヤスパースが、第二次世界大戦後に生きていくなかでの、非常に深い実感であったのだろう。
ちょっと面白いなと思ったこととして、普通の人はまったく気にしないことだろうが……解説の戸谷洋二が、話しの中にたとえとして、リンゴ、と言っていた。言語研究の分野でも、意味を研究する研究者は、リンゴということばの意味、というようなことをよくいう。そう思って考えてみると、学問的な話しをするときに、リンゴ、ということはよく出てくる(と、私は思う)。おそらく、リンゴは、日本語を使っている人なら誰でも共通に思い浮かべることのできる、身近にあってシンプルなもので、人によるイメージに差違があまりない……形や大きさや色それから味など……ということがあるのだろう。
なぜ、哲学者は、リンゴをたとえにして話しをするのか……これはこれで、一つの学問的な研究課題になりうるだろう。(もう、私としては、これ以上のことを考えてみようとは思っていないが。)
番組を見ていて印象に残るのは、戸谷洋二の表情。考えながら話している。この番組で出てくる人は、すでに自分の頭の中にあることを話しているという印象なのであるが、戸谷洋二の場合は、それを実際に話す前に自分の頭で吟味している、という感じがする。こういう話し方が、哲学者の話し方というべきなのだろう。
2026年3月5日記
100分de名著「ヤスパース“哲学入門” (4)包括者とは何か?」
ヤスパースの思想も、歴史の中で考えることになる。包括者という概念を作り出してきたのは、戦後のドイツにおいて、自分のおかれた立場を世界の中でどう位置づけるかということの、一つの答えとして、と理解していいのかとも思う。それが、普遍的な概念として、現代において読むことができるとしても、
世界の歴史の中で、責任を負う自己というものがあるからこそ、自由ということもある……こういってしまうと、ありきたりの考え方になるが、しかし、ヤスパースが、第二次世界大戦後に生きていくなかでの、非常に深い実感であったのだろう。
ちょっと面白いなと思ったこととして、普通の人はまったく気にしないことだろうが……解説の戸谷洋二が、話しの中にたとえとして、リンゴ、と言っていた。言語研究の分野でも、意味を研究する研究者は、リンゴということばの意味、というようなことをよくいう。そう思って考えてみると、学問的な話しをするときに、リンゴ、ということはよく出てくる(と、私は思う)。おそらく、リンゴは、日本語を使っている人なら誰でも共通に思い浮かべることのできる、身近にあってシンプルなもので、人によるイメージに差違があまりない……形や大きさや色それから味など……ということがあるのだろう。
なぜ、哲学者は、リンゴをたとえにして話しをするのか……これはこれで、一つの学問的な研究課題になりうるだろう。(もう、私としては、これ以上のことを考えてみようとは思っていないが。)
番組を見ていて印象に残るのは、戸谷洋二の表情。考えながら話している。この番組で出てくる人は、すでに自分の頭の中にあることを話しているという印象なのであるが、戸谷洋二の場合は、それを実際に話す前に自分の頭で吟味している、という感じがする。こういう話し方が、哲学者の話し方というべきなのだろう。
2026年3月5日記
ドキュメント72時間「奄美 海上タクシーに乗って」 ― 2026-03-07
2026年3月7日 當山日出夫
ドキュメント72時間「奄美 海上タクシーに乗って」
再放送である。2021年4月30日。
奄美大島というと、いろいろと思うところはある。私の場合だと、島尾敏雄の『出発は遂に訪れず』を思い出すし、その妻の島尾ミホの『海辺の生と死』もいい。また、太平洋戦争後しばらくはアメリカの統治下にあった。(沖縄より早く返還された。1953年。)
加計呂麻島との海峡は、昔は、震洋の部隊がおかれたところなのだが、こういうことはまったく出てきていなかった。これはこれでいい。
海上タクシーに乗るお客さんと、船長、これぐらいしか登場していない。そこに、この島に住む、普通の人びとの生活がある。
都会に比べれば、何にも無い、というところになるが、こういうところで、生まれ育った人にとっては、そこが生活の場であり、故郷である。しかし、進学とか就職とかでは、島の外に出て行かざるをえない。
こういう地方社会(といっておくしかないが)の昔ながらの、濃厚な人付き合いが、いいという人もいれば、苦手という人もいる。(まあ、私などは、そのどちらでもな世捨て人だと思っているが。)
島ということで、どうしても地域のまとまりを強く感じる生活になるのだろう。こういう生活がいいという人にとっては、のんびりと暮らすには、いいところであるにちがいない。釣り好きにとっては、いいところだろう。
普通に生活している人びとの、特に劇的なドラマがあるというのではない、日常の感覚……というよりも、それを描いていること、この感覚こそ、一番、貴重なものかとも思う。
庶民、大衆、民衆、常民……いろんな言い方ができるが、このような人びとの生活の感性を大事にするところしか、次の世の中への展望は生まれないといっていいだろう。これは、柳田国男が書いたものなど読んで強く感じるところである。
2026年3月4日記
ドキュメント72時間「奄美 海上タクシーに乗って」
再放送である。2021年4月30日。
奄美大島というと、いろいろと思うところはある。私の場合だと、島尾敏雄の『出発は遂に訪れず』を思い出すし、その妻の島尾ミホの『海辺の生と死』もいい。また、太平洋戦争後しばらくはアメリカの統治下にあった。(沖縄より早く返還された。1953年。)
加計呂麻島との海峡は、昔は、震洋の部隊がおかれたところなのだが、こういうことはまったく出てきていなかった。これはこれでいい。
海上タクシーに乗るお客さんと、船長、これぐらいしか登場していない。そこに、この島に住む、普通の人びとの生活がある。
都会に比べれば、何にも無い、というところになるが、こういうところで、生まれ育った人にとっては、そこが生活の場であり、故郷である。しかし、進学とか就職とかでは、島の外に出て行かざるをえない。
こういう地方社会(といっておくしかないが)の昔ながらの、濃厚な人付き合いが、いいという人もいれば、苦手という人もいる。(まあ、私などは、そのどちらでもな世捨て人だと思っているが。)
島ということで、どうしても地域のまとまりを強く感じる生活になるのだろう。こういう生活がいいという人にとっては、のんびりと暮らすには、いいところであるにちがいない。釣り好きにとっては、いいところだろう。
普通に生活している人びとの、特に劇的なドラマがあるというのではない、日常の感覚……というよりも、それを描いていること、この感覚こそ、一番、貴重なものかとも思う。
庶民、大衆、民衆、常民……いろんな言い方ができるが、このような人びとの生活の感性を大事にするところしか、次の世の中への展望は生まれないといっていいだろう。これは、柳田国男が書いたものなど読んで強く感じるところである。
2026年3月4日記
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