ウチのどうぶつえん「夏だー!ゾクゾク水族館」2025-08-21

2025年8月21日 當山日出夫

ウチのどうぶつえん 夏だー!ゾクゾク水族館

大阪湾の関空の周辺の海が、生態系としてゆたかな環境を作っているということは、知られていることだと思う。スナメリというのは、これまで、水族館で見たことがあっただろうか、はっきり覚えていないのが正直なところである。関空周辺でスナメリが棲息していて、それを海遊館で調査しているという。海遊館は、こういうこともやっているのかと、これは興味深かった。

大洗のサメがいっぱいいる水族館は、これまでにも、見たと覚えている。水槽のなかで一緒におよいでいる魚を食べてしまうこともあるらしい。生きものを飼っているのだから、こういうこともある。

サメの食事を個体識別して、どのサメがどれぐらい食べたか記録しているというのも、面白い。こういう地道な仕事があって、水族館での飼育がなりたっている。

シロワニの繁殖のために、現地(小笠原近海)の環境に似せるため、水温の変化の幅をおおきくする。チャレンジングではあるが、これは、無事に成功したことになる。水族館や動物園などでは、現在では、なるべく自然のままに近い環境で飼育する方向になってきていると思っているが、これも、その流れのなかの一つということになるだろう。

水族館で飼育しているからといって、種が分かっているわけではなく、中にには新種がいることもある。なるほど、そういうものかと思う。イソギンチャクの分類が専門で、生物の分類を研究するということは、要するに自分の名前を付けることだというのは、たしかにそのとおりではある。発見者の名前が学名の一部になる。

イソギンチャクの新種を見つけるためには、その胴体を輪切りにして調べる、ということは初めて知った。こういう研究は、ナチュラリストとしては、とても楽しいだろうなと感じる。

2025年7月31日記

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